名城大学理工学部 応用化学科 永田研究室
トップ 教育 研究 プロフィール アクセス リンク キャラクター ブログ
トップ  >  ブログ  >  有機化学1の成績

 

ブログ「天白で有機化学やってます。」 ブログ「天白で有機化学やってます。」
< 「学校がウソくさい」(藤原和博著、朝日新書) | ブログトップ | 有機化学1のアンケート >

有機化学1の成績2024/02/05(月)

有機化学1の成績が確定しました。集計した結果を報告します。(前年度の結果はこちら

合格率は71%で、前年度から5ポイント増です。前期の有機化学基礎の合格率は83%でした。基礎→1→2と合格率が下がっていくのは毎年の傾向です。内容が複雑化していきますから、この傾向が出るのはある程度仕方がない面はあります。本当は、有機化学2の段階で合格率7割を確保したいところなのですが……

下の図は、小テストの点数と成績の間の相関です。左下から右上への対角線より上の人が多く、まあ本番頑張ったよね、ということです。これも毎年のことです。

ただ、最近、予習+復習+小テストという形式が、みなさんの負荷が大きい割に効果がイマイチ、と感じるようになってきました。特に、非常に時間をかけて予習復習をやっているわりに、点数が伸びていない人が一定数います。「時間をかけて丁寧に資料を書き写し、しっかり勉強した気分になっているが、実は内容をあまり理解していない」というパターンじゃないかなと思います。

もう一つ気になっているのは、小テストについて「何点もらえたか」にばかり目が向いている人がいることです。点数をつけることが、逆に「どうすれば良い答案になるかを考える」モチベーションを削いでいるところがあるのかもしれません。(参考:「理解度の確認~場面と方法(その4)~課題を提出させて」教育実践研究オフィスF公式ブログより)

「内容を理解しているかどうか」に自分で気づけるような仕組みを作りたいところです。そのうちアンケートの結果が来る予定なので、それも見ながら、いろいろ考えてみます。

< 「学校がウソくさい」(藤原和博著、朝日新書) | ブログトップ | 有機化学1のアンケート >