有機化学1の成績2023/02/18(土)
有機化学1の成績集計が終わりましたので、ご報告します。追試験の結果も含めてあります。(前年度の結果はこちら)
合格率が前年度より7ポイント下がりました。前期の有機化学基礎の合格率は前年度並みだったので、ついてこれてない人が増えてきた、という結果です。成績が下降している人の特徴として私が感じているのは、基本的な情報処理能力が伸びてないな、ということです。有機化学は経験則が根底にあるため、非常に情報量の多い学問なのですが、その情報量の多さについていけてないように感じます。これには、残念ながら特効薬はありません。「勉強のやり方」とかを工夫するのにはあまり意味はなくて、とにかく「量をこなす」ことが絶対的に求められます。この点については、稿を改めて、後日述べたいと思います。
下の図は、小テストの点数と成績の間の相関です。ゆるやかな相関があります。左下から右上への対角線よりは上の人が多いので、まあ本番頑張ったよね、ということです。
なお、小テストが20点を超えているのに不合格になっている人が1名います。この人は再履修の人で、授業の時に昨年の小テストの回答を持ち込んでいた可能性があります(状況証拠もあります。ただし、そのために不合格にしたわけではなく、単に定期試験の出来が著しく悪かっただけです)。2クラス開講になったことで小テスト作成の負担は増えたので、その脆弱性を突かれてしまった格好です。まあ、そういうズルいことをしても定期試験では点は取れないよ、というわかりやすい失敗例でもあるのですが、真面目に小テストを受けている人には公平性という観点で大変申し訳ないことなので、今後改善したいと思っています。