有機化学1のアンケート2023/02/20(月)
大学教育開発センターによるアンケートの結果が集計されてきました。今回は、履修登録者57人(火曜クラスのみ)に対して、回答者が15人しかいなかったのが残念です。回答しなかった人は、おそらく本講義に関心のない人なのだと思います。もう少し関心を持ってもらえるように、今後も努力しないといけませんね。
満足度も全体的に下がっている印象がありました。私としては、2クラス開講になったことで、余分な負荷が増えました。その分が満足度の低下につながったところはあったかもしれません。こちらのリソースの配分について、今後も工夫していきたいと思います。
いただいたご意見の中で、「同じことを予習と復習にまたがって書きたくないので、予習で書いてない範囲があると減点するのをやめてほしい」というのがありましたので、回答しておきます。
私は、同じ内容を工夫して2通りに書くことには意味があると考えています。「1回だけで済ませたい」と考えるのはもちろん自由ですが、「2通りに工夫して書く」ことに取り組んでいる人の方が評価が高くなることには、一定の合理性があると思います。教科書などで、章のはじめに「概要」が書いてあって、そのあと詳しい内容がそれぞれ書かれている、という構成のものがありますよね。これを本科目のレポートに当てはめて、予習部分が「概要」で、復習部分が「詳しい内容」になればいいだろう、と考えています。そのように情報の重要度を自分の中で切り分けられる人が、私のイメージする「仕事のできる人」です。
ついでに言えば、レポートに書く内容をどのようにレイアウトし、整理しているかも、実は重要な要素です。「自分にしか読めない」ように書いているか、「他人にも読める」ように書いているかは、その人の「基本的な情報処理能力」と大きな相関があると考えています。
ただ、正直に言えば、レポート評価はそんなに丁寧につけているわけではないし、成績への重みも大きくありません。レポートの評価点は、成績というよりは、「大学生にふさわしく、深く学びたいのなら、こうするのがよいと思うよ」という私からのメッセージだと受け止めてください。