女子駅伝部二連覇!2018/10/30(火)
理工学部長の加鳥教授(交通機械工学科)は、女子駅伝部の部長でもあります。そこで、理工学部関係者が集まる会では、折に触れて駅伝部の現状についてのご報告があります。ですから、理工学部の教員は、駅伝部の内情について妙に詳しかったりするのです。今年は強力な一年生が加入してくれた、とか。
そういうわけで、今年の大学女子駅伝は「名城大学の一強、追う立命館・大東文化・東農大」などと聞いていたわけですが、なんせ駅伝ですからね。先日の社会人の大会でも、途中で骨折した選手がはって進んでたすきをつないだ、という話がありました。競技としての判断の是非は置いておいて、見ていてつらくなるシーンです。だから、とにかく選手のみなさんが体調を整えて、無事に競技を終えて欲しいな、というのが一番の気持ちでした。
当日は、幸い天候もよく、選手のみなさんも良いコンディションだったようです。3区の高松智美ムセンビ選手の快走も印象的でしたが、何より「名城らしいな」と思ったのが、アンカーの青木和選手が最後のコーナーを曲がる直前に、控えも含めたチーム全員が「のどか、のどか」の大声援を送り始めたこと。青木選手にも聞こえたらしく、そこからはサングラスもとって、満面の笑みで最後の直線を駆け抜けました。チームの一体感を強く感じました。
駅伝部の米田監督は、2005年に本大会で優勝したあと、「指導者の管理が行き過ぎると、選手が伸び悩む」ことに気づいて、自主性を重んじる指導方針に転換されたそうです。その後、一時チームの成績が低迷したけれども、4年前から再び上向き始め、去年優勝、今年は連覇を達成。一年生のスター選手が名城大を選んでくれたのも、自主管理に支えられたチームの雰囲気の良さが決め手の一つだったのでは、と思います。
ともあれ、おめでとうございます。次は、年末の富士山駅伝ですね。もう一度入念に調整をして、笑顔で終われるように願っております。