ソニーの Digital Paper DPT-RP1 を買った2017/08/30(水)
ソニーの Digital Paper DPT-RP1 を買いました(型番が覚えられん…)。
なぜ必要性を感じたかというと、研究室で学生と個別にディスカッションしているとき、手元の紙にメモ書きをしながら話を進めるわけです。このメモは当然学生と私とで共有しておかないといけません。昔はカーボン紙を使っていたのですが、さすがに前時代的過ぎるので、最近はメモをスキャナで PDF 化して、原本を学生に渡すようにしています。
問題は、私の手元にある PDF をどう参照するかです。一人で見るときにはパソコン上で見ればいいのですが、学生と2人でメモを見ながら議論したい時があります。こういうときは、やはり「テーブルの上に水平に広げられる」のが都合がいい。結局、PDF を改めてプリントアウトして、その紙を見ながら議論することになります。そうすると、一年で400枚ぐらい、ディスカッション記録の紙が溜まってしまうわけです。これはどうもまずいなと思いました。
そこで Digital Paper です。表示はモノクロだけど、「印刷物と同じように表示する」ことに特化しているので、タブレットの画面みたいにテカテカしてません。
解像度は相当高いです。下の写真だと、IR のスペクトルがガタガタしているのは元文書のせいで、その上の明朝体の文字を見てもらうと解像度の高さがわかるでしょう。ちなみに、図のように書き込みもできます。私はあんまり使わないけど。
本体は非常に薄く、また表示面と枠の間に高さの差がほとんどありません。このため、書き込みも紙の上と同じような感覚でできます(あんまり使わないけど)。
操作性はまずまずです。ときどき、反応が悪かったり、表示が妙にギザギザだったり、「あれ?」と思うこともあります。そのうち改善されることを望みたいですね。
ちなみに、ファイルの転送には純正の "Digital Paper App" が必須です。これの使い勝手もちと微妙です。USB ストレージで認識できるようにしてくれれば簡単だったのに。なお、Mac の場合、OS は 10.10 以上が必須です。私はこのために、10.8 から 10.11 にアップグレードしました。
価格は、大学生協で 86,000円。安い買い物ではなかったので、これから使いたおさないといけません。