名城大学理工学部 応用化学科 永田研究室
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ブログ「天白で有機化学やってます。」 ブログ「天白で有機化学やってます。」
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有機化学2の成績2016/08/05(金)

有機化学2の試験が終わりました。有機化学1の時と同じように、分析してみます。まず、得点分布。

今回はやや問題が難しめで、その分部分点を手厚くしました。70点台後半がピークになったのは、「難しい問題に完答はできなかったけど、基本が理解できていることは示した」人が多かったのかな、と思います。ただし、平均値はあまり変わっておらず、標準偏差が大きくなっています。つまり、分布の幅が広がりました。30点未満の人が4人。完全に諦めていますね…

次に、有機化学1の成績との相関を調べてみました。緑は今回成績を上げた人、赤は下げた人です。

赤枠で囲ったところは、有機1の成績が60点台だった人で、明暗が大きく分かれています。奮起して今回90点台を叩き出した人が2人いる一方で、成績を落として不合格になってしまった人が6人。試験前に、「有機1の成績が60点台だった人は危ないよ」と注意を促したのですがね。

全体を通しての感想は、「普段からこつこつ地道に取り組んでいる人が良い点を取っている」ということに尽きます。再履修の人にありがちなのですが、毎回の復習問題を、去年の解答例の書き写しで出して来る人がいます。構造式や反応式の書き方が私のクセのままなので、「あーあ、アホやな」と思いつつ、一応マルをつけて返します。マルはつきますけど、こういう人は試験ではほとんど書けません。こんなことをやってるようではダメだな、といい加減に気がつかないといけませんね。

もっとも、こちらとしても、過去にそういうダメな人を何人か通してしまった自覚があります。もう少し試験の精度を高めて、ダメな人は通さない/普段から努力している人は確実に通す、という方向に持って行きたいと思います。

ところで、この試験では、自筆のレジュメを持ち込み可としています。このレジュメを回収していますので、どういうレジュメを作っている人がどういう成績を収めているか、という分析もしてみたいと思います。後日報告します。

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