名城大学理工学部 応用化学科 永田研究室
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ブログ「天白で有機化学やってます。」 ブログ「天白で有機化学やってます。」
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講義アンケート2014/02/13(木)

1年後期「有機化学1」の講義アンケートがFD委員会から集計されてきました(FD = Faculty Development です)。受講者のみなさん、ありがとうございました。反省・改善すべき点がたくさんあることがよくわかりました。

「速すぎてついていけない!」 8割ぐらいの人が書いていたと思う。内容を全部詰め込もうとして消化不良になってしまいました。教科書に書いてある内容の中でも、「基礎」的なところと「発展」的なところがあるんですが、そこをちゃんと切り分けできてませんでした。講義本体では「基礎」の解説に絞って、「発展」的なところは主に演習問題で学ぶ、というスタイルがいいのかな。

内容のバランスが悪かった点は十分反省した上で、一般論として言いますと、大学の講義で「学生の理解度に合わせて」しまうのはちょっとよろしくないのかなとも思っています。「ついていくのが大変」ぐらいのところで引っ張って行かないと、本当の進歩は望めない。どのあたりがギリギリの許容ラインか、というのを見極めて行きたいと思います。

「板書が多すぎる、英語の綴りが読みにくい」 板書が多すぎるのは上と同じで、内容を詰め込みすぎているからですね。もう少し内容を絞って、整理した講義にしたいと思います。英語の綴りは、書き方に癖があるからでしょう。自分であまり気がついてないので、気をつけるようにします。

「復習問題が難しすぎる」 復習問題は「基礎」から「発展」レベルまで、と思って作っていたのですが、これをはっきり切り分けないといけなかったな、と感じています。

「寒いのに勝手に暖房を切らないで欲しい」 たいへん失礼しました。こちらは歩き回ってしゃべっているのでどうしても暑く感じてしまうんです。今後注意します。

アンケートによると、ほぼ半分の人が、週に1〜3時間をこの授業のための自主学習に費やしてくれています。これは勇気づけられる数字です。それだけ時間をかけてもらっているのに理解が進まないのは、やはり授業の質に問題があると言えます。来年度の有機化学2では改善の努力をするとお約束します。有機化学1の再履修クラスも開講しますので、落としてしまった人はできればもう一度おつきあいください。

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