大学生の日常も大事だ2020/07/16(木)
前期の授業がほぼすべてオンラインとなり、毎週資料作成に追われています。まったくこちらを更新する余裕がなかった……
今も余裕はないのですが、昨日の Twitter タグ祭り(?)「#大学生の日常も大事だ」を、心を痛めながら読んでいて、教員としては何か声を上げなくてはな、と、3ヶ月ぶりに更新しています。
みなさんの声を読んでいると、「キャンパスで仲間と会えないのが精神的に辛い」「課題が多すぎる」「オンライン授業の質が低すぎる」というあたりが大勢の意見かな、と感じます。1番目が最も解決が難しくて深刻だな、と感じます。大学生じゃない人から見れば、「なんだ、結局仲間で遊びたいだけかよ」と見えるかもしれませんが、そういう話じゃないんだよね。孤独に課題と向き合うことも大学での重要な学びだけど、仲間と一緒に向き合うことも大事。大学は知識を得るだけのところじゃない。それだけだったら、それこそ図書館に籠もればいい話なんで。
課題の量と、オンライン授業の質は、教員が頑張らないといけないところです。しかし、今でも正直いっぱいいっぱいです。もともとパワーポイント中心で進めていたので、「適当な長さで区切ってナレーションを入れるだけ」なんですが、ナレーションの原稿を書くだけで1コマ分で半日かかります。有機2は今年度新規内容なので、1日以上かかってます。音声を入れた動画は現状作れてません。結果として、PDF を配布するだけになってしまっています。
課題については、私の場合は対面の時も多かったので、分量はそんなに変わらないはずです。ただ、なるべく主体的な学びの場にしようと考えて、Slack を使って議論をしてもらうことにしています。
ここの束縛時間が、なかなか読めない。自分の都合のいい時間に参加・離脱してもらえばいいんだけど、うまくいっているかどうか、よくわかりません。有機2はアンケート対象科目なので、自由記述でいろいろ意見をいただければと思います。
後期の授業の形態については、現在検討中です。少なくとも、「学生がキャンパスに出てこれない現状はなんとかしなくては」という思いは、大学側も共有している、ということはお伝えしておきたいと思います。感染防止対策と両立させなくてはならないので、簡単ではないのですが。