名城大学理工学部 応用化学科 永田研究室
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YouTuber禁断ボーイズが母校近畿大で講演2018/07/24(火)

人気 YouTuber の禁断ボーイズが、母校近畿大学のオープンキャンパスで講演をされたそうです。禁断ボーイズは4人組の YouTuber ユニットで、そのうち3人は近畿大中退。中退者がオープンキャンパスで講演するなんて、前代未聞ではなかろうか。

出演交渉のところから、動画になってます。交渉っていうか、結構メチャクチャ。それでも、ちゃんと話を聞く場を設ける広報担当、懐が広いですね。と思ってたら、出演OKして、最後は握手で終わっちゃったよ。総務部長すごいな。さすが近大。

上記石渡さんの記事では、講演内容と、メンバーへのインタビュー内容が記されています。また、大学側の広報室や世耕総務部長にもインタビューされています。いっくんの講演、いいこと言ってますよね。

大学の授業に出なくても、誰も怒らない。でも、それで単位は取れない。社会に出る一番最初の関門が大学選びと俺は思う。

大学にどこへ行くのも自由。卒業できなくても、全部、自分の責任。親がけつふくこともない。世間は残酷。

なんか起きた時は自分で責任を取らなければならない。

厳しいことを言ったけど、みんな自由だから。楽しもうと思ったら本当に楽しめる。そのためにも自分に合った大学選びをしてほしい。

俺は近畿大を選んでよかった。仲間にも出会えたし、自分のやりたいことを見つけることもできた。

世耕総務部長は「ポジティブな中退」という言葉で、彼らを表現されたそうです。大学に来て、それで本当にやりたいことが見つかって、そちらに進むための中退なんだったら、そこに「ポジティブな意味」を見出すことはできる。これは私たち大学教員から見てもうなずける話です。中退する人って一定の割合で出てくるんだけど、願わくばポジティブなそれであってほしい。

大学で何かを見つけてもらうには、大学がどういう場であるべきなのか。メサイア(メンバーの一人)の話に、一つのヒントがあるのかもしれない。

大学も仲間も先生も面白い人が多い。一応、これでも理系なんですけど、先生が「四次元見たことある?」。何を言うんだろう、この人はって。

面白くていいんだ、それで真面目から逸脱していったんですよ。

私自身、もともと大して面白い人間ではない上に、5年前に着任してから今まで、私立大学での教育になじんでいくのに精一杯で、「真面目から逸脱する」余裕は全くなかったように思います。本当はもっと余裕を持って、「大学ってなんだか面白いところだな」と学生が自然に感じられるような、そういう雰囲気を作っていきたいものです。もちろん、厳しいところは厳しくしないといけないのですが。

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