営業職のみなさん頑張って!2017/06/29(木)
先日、ウェブサイト制作を請け負う業者さんが営業に来られました。いろいろと「あーこりゃダメだな〜」と思うところがありまして…
まず、こちらが部屋で昼食をとっているところに突然やって来て「少しお時間を…」とおっしゃいます。まあ、飛び込み営業はそんなもんでしょうから仕方ないんですが、食事中なのを見て「出直してきましょうか?」とか一言言ってくれれば印象も違うのにな、と思いながら、一応食事を中断してお話を伺いました。
すると、いきなり「このままだと学生さんがスマホであなたのウェブサイトを見られなくなります!」というチラシを出して、「今こんな状況なんですよ、ご存知でしたか?」とおっしゃる。いやいや、そりゃ「スマホファースト」が大原則になりつつあるのは知ってますけど、これは煽り過ぎでしょ。「こりゃ言い過ぎでしょ」と指摘すると、「いや、でもこれからどんどんこうなるんです」と断定的な上から目線。さらに「ウェブサイトのスマホ対応についてはどうお考えですか?」と、こっちが何も知らないと思ってナメてる雰囲気がぷんぷん漂っています。
そこで、「うちのウェブサイトをご覧いただいて、どういうスマホ対応をしているかを調べた上でのお話ですよね?」と確認すると、「申し訳ございません」と頭をお下げになる。なんじゃそれ。何のリサーチもしてない自爆営業かいな。相手に失礼とは思いつつ、「それじゃあ話になりませんね、お引き取りください」と追い返しました。
こんな営業をやっていたら、そりゃ結果は出ないでしょう。何も考えずに機械的に訪問数だけこなしてるんだから。上の人が、「とにかく数だけ回って来い」という愚かな指令を出しているんじゃないですか。物事を考えない、勢いだけで生きている人を採用して、そういう人を出世させてるから、こういう事態になるんでしょう。「指揮官がアホだと部隊が全滅する」という見本みたいな話です。
よく、中間管理職の人が「今の若い人は、自分が納得するまで動こうとしない」と嘆いておられます。嘆きたいのは「若い人」の方ですよ。上の人が「納得させる」だけの材料を持ってないために、無駄骨を折らされることが明らかだから、動かないんじゃないですか。猛省しろ50代。って自分だ。
若い営業職のみなさん、お客さんといい関係を作ろうね。お客さんを尊重して、自分も納得して、それで初めて人との関係が成立するわけですから。上司の人も、現場がそういう点を「考える」ことをサポートしてあげて欲しいな、と思います。