大学は勉強するところだからね2017/03/27(月)
こんな記事を見つけました。1年前に書かれたものです。
筆者は、ジャーナリストで法政大学准教授の藤代裕之さんです。藤代さんの発言はときどき物議をかもしているようで、この文もかなりの「煽り」っぷりですが、ここに書かれている内容には大いにうなずけます。中堅大学に入っちゃうと、ゆるんでしまう人が多いんですよ。それじゃいかんよ、という話で。
私たちの学科で、この記事と少し違う点は、理工系の場合は大学入学後もしばらくは「正解がある学び」が続くことでしょう。高校までの知識をベースにいきなり専門化が進められる人文社会系と違って、理工系は大学に入ってもしばらくは基礎科目(物理・数学・化学)の勉強が続きます。高校までの理科系科目の知識で理工系の先端を理解するのはちょっと無理ですからね。
ただ、基礎科目の勉強と言っても、「大学での学び」にふさわしい質を求めて行く必要はあります。高校までと同じように「言われたことをこなせればよしとする」というレベルでは、成長は頭打ちになります。大学では、「自分で主体的に学ぶ」という姿勢に切り替えて、ギヤを上げていかないといけません。これから大学に入学する人は、心の準備をしておいて欲しいなと思います。