勘違い就活(東洋経済オンライン)2017/03/08(水)
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— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) 2017年3月7日
東洋経済オンラインの記事です。いちいちうなずけることばかりなのですが、特に私の心に刺さったのが、「5.自分の価値観が社会で通用すると勘違い」の項です。大学生として3年+αを過ごしていると、その間に「自分の関心の範囲をどこまで広げてきたか」に非常に大きな個人差が出てきます。何を話していても、最後はゲームの話になってしまう人、いますよね。ゲームが悪いわけではなくて、「ゲームにしか関心がない」(ように見える)のがいけないわけです。
少し前には「なんでもワンピース」「なんでもドラゴンボール」の人がいました(今でもいるかも)。もう少しさかのぼると、「なんでもガンダム」の時代がありました(今の管理職あたりでいそう)。まあ同類ですね。さらにさかのぼると「なんでも司馬遼太郎」の時代があって、役員クラスも含めて全部同類のような気もしてきましたが、それはおいといて。
記事中にある「尊敬する人物が J-Pop の歌手」というのもそれです。記事へのコメントで「何が悪いんだ、中身によるだろうが」と書いている人がいます。確かに「その人が尊敬に値するかどうか」という意味ではその通りなのですが、「人物と言えば J-Pop の歌手ぐらいしか思いつかない」という点で、ダメだと言われている訳です。関心を持っている人物の範囲があまりにも狭い、と見なされてしまうのです。社会人としての評価を下げられても致し方ないところです。
この記事で指摘されている「勘違い就活」の中で、この「価値観の狭さ」は最もごまかしの効かない項目じゃないかなと思います。就活が本格化してから慌てて価値観を広げようとしても、短期間ではどうにもならない。他の点は付け焼き刃でもなんとか乗り切れるかも知れませんが、「価値観を広げる」というのは時間がかかりますからね。それまでの3年間(修士卒見込の人は5年間)をどのように過ごしてきたかがシビアに問われることになります。普段から、しっかり目を開けて過ごすようにしないといけませんね。