名城大学理工学部 応用化学科 永田研究室
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ブログ「天白で有機化学やってます。」 ブログ「天白で有機化学やってます。」
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winmail.dat はもうたくさん2015/01/14(水)

ときどき winmail.dat という添付ファイルが送られてくることがあります。これは、送信者が Microsoft Outlook を使っていて、「リッチテキスト形式」でメールを送る設定になっている時についてくるものです。メールの本文が読めればいいときは単に無視すればよいのですが、添付書類を送ってこられると、この中に紛れ込んでしまいます。解決策は、「メールの送信者に連絡して Outlook の設定を『リッチテキスト形式で送信』以外に変えてもらう」ことなのですが、相手によってはお願いしにくいこともあります。また、こういうことをお願いすると、先方に「電子メールに詳しい人」と認定されてしまう恐れがあります。こうなると、メール関係のトラブルの時に電話がかかってきて、またそういう時はだいたい先方はテンパっておられますので、うまく解決しないと何となく機嫌が悪いままで電話を切られたりして、あまり嬉しくない気分が残ったりします。

私が使っているメールソフト Thunderbird では、自動的に winmail.dat を処理してはくれません。アドインを入れれば処理できるようになるのですが、Thunderbird の開発者は「情報提供はするが自己責任でどうぞ」というスタンスです。不親切なようですが、Thunderbird はフリーソフトウェアなんですから、開発者が何から何までサポートしてくれると期待してはいけないのです。自分でなんとかするしかありません。

私は tnef という UNIX 系のツールを自分で Mac OS X 用にビルドして使っています。コマンドラインだとすぐに使い方を忘れてしまうので、open_winmail_dat.rb という Ruby スクリプトを作って、ダブルクリックするとターミナルから立ち上がるようにしてあります。Finder の「情報を見る」の「このアプリケーションで開く」という設定を「ターミナル」にしておきます。あ、その前に、chmod +x open_winmail_dat.rb で実行可能にしておかないといけません。

「自分でビルドする」のはソフトウェア開発の経験のある人でないとちょっと無理です。普通の人が使えるツールはないかな、と探してみたところ、TNEF enough というのがありました。「TNEF はもうたくさん」という気持ちが表れているネーミングです。ご利用は…自己責任でどうぞ。

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