オンライン講演会2020/12/26(土)
先日、理工学部主催・日比科学技術振興財団共催の「応用化学セミナー」を開催しました。
このご時世にも関わらず、オンラインでセミナーを実施するのは初めてです。慣れない準備に手間取って、講師の先生方には少しお手数をおかけしてしまいましたが、なんとか無事に済みました。いちいち出向いていただかなくても、お話をうかがえるというのは、なかなかありがたいものだなと思いました。
ただ、講師の先生としては「反応がわからないのでやりにくい」とのご意見もいただきました。カメラをオンにして聞いているのが進行役のスタッフだけで、あとはみなカメラをオフにしているので、当然そういうことになってしまいます。ここはなかなか難しいですね。
このオンラインセミナーは「聞く」側だったのですが、今日は県内のある高校に、オンラインの出前授業をしました。今度は「話す」側です。
先方の高校で、聴講する生徒を一室に集めていただき、教室のカメラと私のオフィスの1:1接続で実施しました。これだと、生徒の反応はある程度わかります(小さい絵ではありますが、少し口調を変えたり間を置いたりした時に、生徒が顔を上げるのが見える)。現場に行くのとあまり変わらない感触で、話はできたように思います。
私は元来出不精なので、オンラインでやりましょう、と言われるとむしろ嬉しいぐらいです。一方、やはり人と人とのつながりは対面が基本だな、とも思います。「オンラインでつながる」という新しい手段が増えた、ということで、プラスになるようにとらえていきたいですね。