専攻長 永田 央
名城大学大学院・理工学研究科・応用化学専攻にご関心を寄せていただき、ありがとうございます。
本専攻では、応用化学科の大学学部教育をさらに発展させて、世界に通用する応用化学の研究者を育てるため、研究・教育に尽力しております。
「研究者を育てる」といっても、大学院はいわゆる「研究職」を目指す人だけのものではありません。大学院で行うのは確かに「応用化学分野の学術研究」ですが、そこで身につけた「研究テーマを自ら発見し、それを客観的な証拠に基づいて解決する能力」は、社会人として幅広いシーンで役に立ちます。
大学院の修了生は、研究職だけでなく、高度な技術職、営業や調達、組織のマネジメントなど、さまざまな分野で高い能力を発揮して活躍しています。また、教育分野でも、大学院卒の能力が生きて来る場面は多く、これからさらにその重要性は増していきます。
応用化学に関心のある皆さん。ぜひ大学院に進学して、「自分で課題を設定して解決に導く」過程を体験して下さい。現代の社会は複雑化して、あらゆる価値観が流動的になっています。このような時代を生き抜いて行くために、大学院で身につけた「問題解決能力」は、何よりも頼もしい自分のパートナーになってくれるはずです。