活動報告

活動報告の紹介

研究活動

基礎・臨床研究で得られた成果は、積極的に国内外の精神神経薬理学、神経科学および医療薬学関連の学会や研究会にて報告し、世界を見据えて広く社会に発信しています。また、招待講演やシンポジウムなどにおいても多数発表を行っています。

大学・研究室行事

大学行事として、学生フォーラム、ソフトボール大会、オープンキャンパス、卒論発表や卒業式などが開催され、こうした行事には積極的に参加しています。研究室行事として、鶴舞公園での花見、ゼミ旅行、スポーツフェスティバル、新年会など、1年を通して楽しいイベントを開催し、メンバー同士の親睦を深めています。

国際交流活動

名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターは、学術交流協定を結んでいる米国をはじめとする海外の大学教員や臨床研修生を受け入れ、講義への参加、関連医療施設の見学、症例検討を通し、研究・教育の交流を行っています。 名古屋大学医学部附属病院での臨床研修は、名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターサテライトセミナー室を拠点として、当部門のアドバンスト学生や配属学生が薬剤部と協力して実施しています。アドバンスト学生は病棟・薬剤師外来や関連医局での活動を中心に、臨床研修・症例や研究内容を英語で紹介します。また、日米の薬学教育や文化も紹介し、交流を深めています。

社会活動

くすりを通じて社会を知ることで社会に貢献できる医療人の育成を目指して、地域での「くすり教室」や「研修」活動を積極的に実施・参加しています。中でも、特定非営利活動法人医薬品適正使用推進機構(NPO J-DO)は、国民にくすりを安全に安心して使っていただくために薬剤師や国民に対する教育講演や学会を開催しています。その活動の一つとして、小学生にもくすりのことを知ってもらう講義や体験実験(くすり教室)を行っています。2014年度からは、薬物依存に関連する講義や体験実験も行っています。

2018年12月1日

第23回グリア研究会(名古屋)

第23回グリア研究会がミッドランドスクエア オフィスタワー5F「ミッドランドホール」にて開催されました。神経細胞の10倍以上も脳内に存在するグリア細胞は、神経細胞の脇役とされてきました。近年、研究技術の向上により、受容体の発現やシナプスの構築など様々な機能が解明されています。こうしたグリア研究において日本は世界でもトップクラスに位置しており、その支えにはこうした研究会による研鑽があります。本研究会では、グリア細胞に関する基礎研究ならびに臨床研究の研究報告が行われました。

当室からは、博士課程4年の長谷川章と博士課程2年の伊藤貴博、博士課程1年の内田美月が口頭発表を行いました。発表後の討論では、グリアを専門に研究されている先生方から発表内容に対する質疑だけではなく、研究に対するアドバイスやコメントなどを頂き、活発な意見交換ができました。グリア細胞と神経細胞の相互作用が脳の可塑的変化のカギを握ると神経科学の分野において明らかとなってきました。神経変性疾患だけでなく、精神疾患の発症機序におけるグリア細胞の役割が注目されていますが、グリア細胞は神経新生の観点からも重要な役割を果たしています。本研究会を通して、グリア細胞の再生能を利用した精神疾患の治療への応用や神経細胞の発生・変性に与える影響について学ぶことができました。今後はグリア細胞にも着目した研究に着手していきたいと思いました。

(報告者:内田美月)

 

【口頭発表】
Session 2 “Astrocyte 1”
内田美月
「Involvement of glial glutamate transporter in psychobehavioral abnormalities of mice administered phencyclidine repeatedly」
伊藤貴博
「Astrotactin2, a glial-guided neuronal migration-related molecule regulates emotional and cognitive functions」
Session 3 “Astrocyte 2, Others”
長谷川章
「Deficient glial glutamate transporter in neurodevelopment cause memory impairment associated with morphological changes」

2018年11月25日

ロナセン10周年記念講演会 最新の精神薬理アワー(東京)

「ロナセン10周年記念講演会 最新の精神薬理アワー」が、フォーシーズンズホテル東京にて開催されました。講演会は、ロナセンの発売10周年を記念して開催され、開発、臨床に関わった関係者が多数参加していました。当室からは野田幸裕教授が招待講演として、「第二世代抗精神病薬のブロナンセリンの創薬と最新の知見」と題して講演を行いました。探索研究から開発・誕生までの経緯と最新の知見を紹介しました。

(報告者:野田幸裕)

【招待講演】
野田幸裕(11月25日)招待演者1
「第二世代抗精神病薬のブロナンセリンの創薬と最新の知見」

2018年11月24~25日

第13回医療の質・安全学会学術集会(名古屋)

 

「第13回医療の質・安全学会学術集会」が、名古屋国際会議場にて「クリニカル・ガバナンスの確立を目指して-質・安全学を基軸とする医療への移行-」をテーマに開催されました。本集会では患者安全を一歩前進させるために、クリニカル・ガバナンスの考え方を鮮明にすることを目的としていました。

当室からは野田幸裕教授がシンポジウムK-24のシンポジストとして、「薬学生における医療安全教育としての医療シミュレーション教育の実践」と題して発表しました。発表後には、学部教育で行った多職種連携教育やシミュレーション教育のアウトカムについて質疑がありました。学部での多職種連携教育やシミュレーション教育によって、職種間の障壁が緩和されること、医療安全への意識が高まることを紹介しました。他のシンポジストからは、「院内急変対応に関するPDCAサイクル」「教育の質向上、質を担保するためのインストラクショナルデザイン」「看護教育におけるシミュレーション教育」「リカレント教育プログラム」について、医療安全の担保の視点から紹介されました。一方、先日の第28回日本医療薬学会年会でも取り上げられていました睡眠薬による転倒・転落やせん妄について、多数の一般演題がありました。これらの発表から、医療現場での医療の質・安全の重要性を知る良い機会となりました。(報告者:野田幸裕)

【シンポジウム】
野田幸裕(11月25日)シンポジスト(シンポジウムK-24)
シンポジウムK-24:医療の質向上、安全性担保のためのシミュレーション教育
「薬学生における医療安全教育としての医療シミュレーション教育の実践」

2018年11月23~25日

第28回日本医療薬学会年会(兵庫)

「第28回日本医療薬学会年会」が、神戸国際会議場・神戸国際展示場・神戸ポートピアホテル本館にて、「医療薬学の持続的進化のための新たなパラダイムの構築~教育・臨床業務・研究~」をテーマに開催されました。医療現場の高度化に伴い、薬剤師の役割が大きく変革し、薬物治療の安全性・有効性に寄与する必要があります。こうした背景の中で本大会は、医療薬学領域での研究成果を上げることができる次世代を担う人材を育成し、薬剤師の未来を築くことを目的としています。

当室からは、野田幸裕教授と学部5年の蛯江裕美が、一般演題においてポスター発表を行いました。「精巣胚細胞腫瘍に対する低用量シスプラチン分割投与におけるアプレピタントによる制吐療法の有効性に関する調査」の発表では、臨床薬剤師の方々から多くのご質問を頂きました。催吐性リスクの異なる抗がん剤の組み合わせによる悪心・嘔吐に差はあるのか、シスプラチン分割投与における体内蓄積性による悪心・嘔吐なのかどうかなど、今後の研究内容を見つめ直す良い機会となりました。その他、オランザピンの使用状況調査やアプレピタントの相互作用など制吐支持療法に関する演題が多く、今後の臨床活動のみならず、将来、臨床薬剤師として行う臨床活動の参考となる大変有意義な学会になりました。

(報告者:蛯江裕美)

【ポスター発表】
野田幸裕「カテゴリー:薬学教育(その他)」(11月23日)
「医療系学部を有さない薬学部における多職種連携教育の実践:段階・継続的教育プログラム」
蛯江裕美「カテゴリー:がん化学療法(制吐支持療法)」(11月24日)
「精巣胚細胞腫瘍に対する低用量シスプラチン分割投与におけるアプレピタントによる制吐療法の有効性に関する調査」

2018年11月23日

第134回日本薬理学会 近畿部会(兵庫)

「第134回日本薬理学会 近畿部会」が、神戸学院大学ポートアイランドキャンパスにて開催されました。本部会では、大学の薬理学、薬物治療学、臨床薬学教室および病院の薬剤師部の先生方はもとより、薬理学に興味をお持ちの企業研究者、医療関係者が参加していました。

当室からは、学部5年の高須光平が一般演題にて口頭発表を行いました。周産期や幼若期の環境的要因暴露による精神疾患発症のprostaglandin E₂の関与に関する発表では、prostaglandin E₂の末梢投与が中枢における影響や機序はどのようなものを考察しているか、周産期や幼若期のprostaglandin E₂発現量上昇は成体期においても持続した影響があるかなど、多くのご質問を頂くことができました。本学会では、自分の研究とは異なる様々な分野の研究について触れることで見聞を広げることができました。本学会で経験したことを今後の研究の糧にして、今後さらに努力していきたいと思います。

(報告者:高須光平)

【口頭発表】
高須光平
「周産期や幼若期の環境的要因暴露により惹起される精神行動異常におけるprostaglandin E₂の関与」

2018年11月14~16日

第28回日本臨床精神神経薬理学会・第48回日本神経精神薬理学会 合同年会(東京)

「第28回日本臨床精神神経薬理学会・第48回日本神経精神薬理学会 合同年会」が、東京ドームホテルにて「精神神経薬理学のイノベーション創出」をテーマに開催されました。

患者が望む社会生活や主観的満足感の改善を目指した個別化医療の実現には、従来の疾患あるいは治療評価方法だけでなく、患者の望む治療目標に合わせたアウトカムメジャーの開発やレギュラトリーサイエンスの推進が必要不可欠となります。このような患者アンメットニーズに応えていくために、基礎と臨床が協同して新たなイノベーションを創出していく、これが本合同年会の目的として様々なプログラムが企画されておりました。

本合同年会において、研究員の肥田裕丈先生が口頭発表を、博士課程2年の伊藤貴博と学部6年の平松愉加がポスター発表を行いました。いずれの発表においても活発な討論がなされており、発表終了後までも実験方法や結果の質疑や、研究の考察について意見交換があり、大変盛況でした。

精神神経疾患の病態解明や診断方法、治療方法の確立を目指した各シンポジウムにおける発表は大変エキサイティングでした。例えば、数えきれないほど存在する精神神経疾患関連遺伝子のプロファイルを数学的に解析することで、患者個人ごとでの詳細な病態像を把握する技術の確立や、レーザー顕微鏡を用いて時空間的にミクログリアを捉えることによる新たな生理機能の発見など、既存の技術をアイデアで新しいものに変えていく発想がありました。こうした発想力を生んだ根源として、先人の定説や実験技術への深い理解や考察がありました。新しいものを世界に発信するために必要な「発想力」、これを磨くために、まずは現時点で持ち合わせている情報・技術を見つめ直すことが重要であることを再認識しました。なお、本大会ポスター発表にて、伊藤貴博が優秀プレゼンテーション賞を受賞しました。

(報告者:伊藤貴博、平松愉加)

【口頭発表】
肥田裕丈(11月16日)
「統合失調症様モデルマウスの社会性行動障害に対するブロナンセリンの作用:ドパミンD3受容体の関与」

【ポスター発表】
平松愉加(11月16日)
「ストレス負荷による社会性行動障害の発現におけるプロテインキナーゼCによるセロトニン伝達制御機構」
伊藤貴博(11月16日)
「情動・認知機能におけるグリア誘導性ニューロン移動関連分子のアストロタクチン2の役割」

2018年10月27~28日

第34回日本ストレス学会学術総会(名古屋)

「第34回日本ストレス学会学術総会」が、名城大学ナゴヤドーム前キャンパスにて「ストレスの多面的解釈に向けて~基礎からマネジメントまで~」をテーマに開催されました。本学会では、心身医学領域、精神科領域、心理学領域、およびコメディカル領域からの疑問と基礎研究の知見を統合して、適切なストレスマネジメントに繋げること、ストレスとは何かを多面的に知ることを目的としていました。

当室からは野田幸裕教授がシンポジウム1の座長とシンポジウム7のシンポジストとして、「ストレスに関連する生物学的マーカーの探索と生物学的マーカーに対する向精神薬の影響」と題して発表しました。発表後の総合討論では、自動車運転における適度なストレスの必要性について、向精神薬服用後の自動車運転がどこまで規制されるべきかについてなど、患者の社会復帰を考えた上での問題点を踏まえた活発な討論が行われました。一方、教育セミナー2では、ストレスと睡眠の関係について拝聴しました。多くの精神障害で頻発する睡眠障害は、認知機能や情動、耐糖能、心循環系、免疫機能に悪影響を及ぼします。実症例を挙げた講演では、睡眠・覚醒サイクルを整えるための生活習慣の見直し方や睡眠衛生面のアドバイスの方法について学ぶことができました。ストレスは現代社会のライフスタイルと切り離すことのできないものであり、ストレスマネジメントの重要性を知る良い機会となりました。

(報告者:内田美月)

【シンポジウム】
野田幸裕(10月27日)座長(シンポジウム1)
「もっと知りたい!医療統計」
野田幸裕(10月28日)シンポジスト(シンポジウム7)
シンポジウム7:職域のメンタルヘルスにおける現状と課題:ストレス健診法制化や自動車事故新法施行後の状況を踏まえて」
「ストレスに関連する生物学的マーカーの探索と生物学的マーカーに対する向精神薬の影響」

2018年9月15~16日

第2回日本精神薬学会総会・学術集会(名古屋)

「第2回日本精神薬学会総会・学術集会」が、名城大学八事キャンパス薬学部にて「基礎と臨床知識から薬を使い育てる精神科薬剤師~多職種との相互理解を深める~」をテーマに開催されました。

当室の野田幸裕教授が大会長、吉見 陽助教が事務局長を務められた本総会・学術集会は、東海地区の大学病院・地域病院や地域薬局との協働、医療系や出版企業の協賛、多数の医・薬学系学会の後援によって開催されました。2日間を通して、薬剤師を中心に、医師や精神保健福祉士、薬学生500名以上が参加し、各セッションにおいて活発な討論が行われました。

本総会・学術集会において、野田幸裕教授がランチョンセミナー3の座長やワークショップ1、およびワークショップ2の企画運営者を、吉見 陽助教がシンポジウム2、研究員の宮崎雅之先生がシンポジウム1の座長、研究員の加藤博史先生が口頭発表(学生)2の座長を務められました。また、研究員の岸 里奈先生と宮崎雅之先生が、精神科以外の他領域における向精神薬の適正使用をテーマに行われたシンポジウム1において妊婦授乳婦やがん化学療法、緩和薬物療法における向精神薬の適正使用について、吉見 陽助教と研究員の肥田裕丈先生が、精神科薬剤師による臨床・教育・研究をテーマにしたシンポジウム3において、精神科薬剤師によるトランスレーショナルリサーチや基礎研究への取り組みについて発表しました。さらに、野田幸裕教授、吉見 陽助教、肥田裕丈先生、博士課程1年の内田美月先輩、学部6年の磯村優希、田代侑子、学部5年の中村真理子、溝口莉菜がポスター発表、博士課程4年の長谷川章先輩、博士課程2年の伊藤貴博先輩、学部6年の添田光輝、平松愉加、村川依代、林 千裕、髙木修平(衛生化学研究室アドバンスト学生)が口頭発表を行いました。

本総会・学術集会では、基礎・臨床における最新の知見を学ぶだけでなく、臨床現場で積極的に精神科医療に介入・支援できるようなワークショップも企画されていました。向精神薬や睡眠薬の適正使用の重要性や、入院患者の地域移行支援における薬剤師の役割について、臨床現場で活躍されている薬剤師をはじめ、医師や精神保健福祉士など多職種の講演も拝聴でき、多角的に知識を広げることができました。近い将来に到来するAI(人工知能)時代では、現在の薬剤師の業務の約3分の2がAIにとって代わることが予想されています。知識を得るだけでなく、薬を使い育てることをテーマとした本総会・学術集会は、薬剤師の未来の存在意義を創りだす大きな一歩になりました。

なお、本総会・学術集会において、吉見 陽助教と肥田裕丈先生が精神科領域で活躍する薬剤師の研究支援を目的に新たに設けられた2018年度鍋島学術奨励賞と2018年度日本精神薬学賞、磯村優希、平松愉加、および中村真理子が2018年度日本精神薬学賞、伊藤貴博先輩、内田美月先輩、田代侑子、林 千裕、村川依代、および髙木修平が第2回日本精神薬学会総会・学術集会優秀発表賞を受賞しました。

(報告者:桒名諒美、城間由奈、山口修外)

 

【ランチョンセミナー】

野田幸裕(9月15日)座長(ランチョンセミナー3)

「睡眠障害に着目した精神障害の診断と治療」

 

【シンポジウム】

吉見 陽(9月15日)座長(シンポジウム2)

「睡眠障害を知って適切な治療を考える」

宮崎雅之(9月15日)座長/シンポジスト(シンポジウム1)

シンポジウム1:精神科以外の他領域(老年・がん・妊婦・小児など)における向精神薬の適正使用

「がん化学療法および緩和薬物療法における向精神薬の適正使用」

岸 里奈(9月15日)シンポジスト(シンポジウム1)

シンポジウム1:精神科以外の他領域(老年・がん・妊婦・小児など)における向精神薬の適正使用

「妊婦・授乳婦における向精神薬の適正使用」

吉見 陽(9月16日)シンポジスト(シンポジウム3)

シンポジウム3:精神科薬剤師による臨床・教育・研究

「精神科薬剤師による基礎・臨床の架け橋となる取り組み」

肥田裕丈(9月16日)シンポジスト(シンポジウム3)

シンポジウム3:精神科薬剤師による臨床・教育・研究

「精神科薬剤師による基礎研究への取り組み」

 

【ワークショップ】

野田幸裕(9月15日)企画/運営

「ワークショップ1:第2回 向精神薬の減薬・減量ガイドライン構築のためのワークショップ」

野田幸裕(9月16日)企画/運営

「ワークショップ2:精神疾患患者さんの声を聞こう!~偏見をなくすために~」

 

【ポスター発表】

磯村優希(9月15日)

「統合失調症様モデルマウスにおける社会的認知行動の評価」

肥田裕丈(9月15日)

「統合失調症様モデル動物の認知機能障害に対するドパミンD2/D3およびセロトニン5-HT2A受容体拮抗薬ブロナンセリンの作用」

内田美月(9月15日)

「グルタミン酸トランスポーター(GLAST)と認知機能の関連」

吉見 陽(9月15日)

「プロテオーム解析による統合失調症の末梢バイオマーカーの探索と臨床応用性の検証」

田代侑子(9月15日)

「クロザピン反応性代謝物の細胞毒性における酸化ストレスによるグルタチオン代謝」

中村真理子(9月15日)

「クロザピン服用患者における血漿中濃度とCYP2D6遺伝子多型との関連解析」

野田幸裕(9月15日)

「ドライビングシミュレータを用いた運転課題によるストレス負荷や向精神薬服用が血漿中脳由来神経栄養因子(BDNF)濃度に与える影響」

溝口莉菜(9月15日)

「向精神薬のSCAP法を用いた減薬・減量に関するワークショップの有用性に関するアンケート調査」

 

【口頭発表】

加藤博史(9月16日)座長(口頭発表(学生)2)

「統合失調症・抗精神病薬・その他」

添田光輝(9月16日)

「統合失調症様モデルマウスにおける精神行動に与えるニコチン投与の影響」

伊藤貴博(9月16日)

「グリア誘導性ニューロン移動関連分子のアストロタクチン2の情動性における役割」

長谷川章(9月16日)

「幼若期社会的敗北ストレス負荷による治療抵抗性の社会性行動障害におけるモノアミン作動性神経系の機能異常」

平松愉加(9月16日)

「ストレス負荷マウスの社会性行動障害におけるプロテインキナーゼCを介したセロトニントランスポーター制御機構の関与」

村川依代(9月16日)

「うつ病患者のリンパ芽球様細胞株および治療抵抗性ストレスモデルマウスの脳と血液の検体種横断的な網羅的遺伝子発現解析による診断・治療ターゲット分子の探索」

林 千裕(9月16日)

「名古屋大学医学部附属病院精神科病棟における統合失調症入院患者の多剤併用状況に関する実態調査」

髙木修平(9月16日)

「HPLC-ECD法によるモノアミン神経伝達物質およびその代謝物の血漿中濃度同時定量系の確立」

2018年9月8~10日

第53回日本アルコール・アディクション医学会学術総会(京都)

「第53回日本アルコール・アディクション医学会学術総会」が、国立京都国際会館にて「依存症研究―生命医科学への展開―」をテーマに開催されました。

本学会は、飲酒、喫煙、および薬物依存について最新の研究成果を多彩な視点から討論し、社会に広く情報発信する役割を担っています。当室からは、学部6年の添田光輝が一般演題にて口頭発表を行いました。統合失調症様モデルマウスにおける精神行動に与えるニコチン連続投与の影響に関する発表では、前頭前皮質や側坐核におけるニコチン性アセチルコリン受容体の発現機序に関する質問や、ニコチン性アセチルコリン受容体α5サブユニットとセルフメディケーションの関連についての質問や意見を頂き、新たな知見を得ることができました。本学会では、依存に関する幅広い分野の発表から多くのことを学ぶことができ、大変有意義な機会となりました。

(報告者:添田光輝)

【口頭発表】
添田光輝(9月10日)
「統合失調症様モデルマウスにおける精神行動に与えるニコチン連続投与の影響」

2018年9月1~2日

第3回日本薬学教育学会大会(東京)

第3回日本薬学教育学会大会が、昭和大学旗の台キャンパスにて「教育で“未来”を創る」をテーマに開催されました。

本学会では、薬学教育に携わる会員の情報発信・共有の場を提供し、サイエンスとしての「薬学教育学」の確立、薬学教育に関する研究の発展・充実、そして薬学教育のさらなる向上を目指しています。本大会では教育を通じてどのような“未来”を創造するか、講演・シンポジウム・一般演題・ワークショップを通じて参加者が議論を交わす場となっていました。

当室からは、野田幸裕がシンポジウム2「多職種連携教育」のシンポジストとして、「医療系学部を有さない薬学部における多職種連携教育の実践:他の医療系学部との連携」と題して発表しました。発表後と総合討論では、ファシリテターの役割やIPEを構築するまでに苦労したことなど、多数の質問を頂きました。今後の多職種連携教育に活かして、薬剤師として高い専門性を発揮しながら、目的と情報を他の医療職と共有し、患者の状況に的確に対応した医療を提供できるような薬学生を育成していきたいと思います。

(報告者:野田幸裕)

【シンポジスト】
野田幸裕(9月1日)
シンポジウム2:多職種連携教育
「医療系学部を有さない薬学部における多職種連携教育の実践:他の医療系学部との連携」

2018年8月23~24日

生体機能と創薬シンポジウム2018(福岡)

「生体機能と創薬シンポジウム2018」が福岡大学病院 福大メディカルホールにて開催されました。本学会は日本薬学会の中で、薬理学系薬学の振興と推進のために、部会員の研究発表、情報交換および国内外の関連学協会との連携を推進し、疾患治療、健康維持、医療の向上に寄与することを目的に創設された学会であります。

当室からは博士課程1年の内田美月がポスター発表を行いました。脳発達期におけるグルタミン酸トランスポーターの機能異常が認知機能に及ぼす影響に関する発表では、GLASTノックアウトマウスにはどのような行動異常が認められるのか、本研究が今後の創薬にどのように貢献すると考えているのかなど、多くのご質問を頂くことができました。特別講演では、病院薬剤師の業務内容の変化と今後求められるチーム医療における薬剤師の在り方について拝聴しました。2010年に厚生労働省から「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」が通知され、2012年の病棟薬剤師業務実施加算により病棟業務に重点を置いた全入院患者への薬学的介入が推進されました。また、臨床研究の実施や学位の取得は、医師などの他職種と論理的に議論する場合や薬学教育に携わる場合、非常に重要であることがより明確になりました。今年度から大学院に進学し、基礎研究をベースに行っておりますが、臨床研究など幅広く様々な知識を習得しつつ、専門性を持った薬剤師になれるよう日々精進したいと思いました。

(報告者:内田美月)

【ポスター発表】
内田美月(8月23日)
「脳発達期におけるグルタミン酸トランスポーターの機能異常が認知機能に及ぼす影響」

2018年7月24日

第33回 平成29年度助成研究発表会(東京)

「平成29年度助成研究発表会」が、京王プラザホテルにて開催されました。

精神疾患と喫煙には非常に密接な関係がありますが、喫煙から摂取するニコチンは精神神経機能の促進と抑制という二極性の急性作用を示すことから、精神神経機能に与える作用機序の解明が多数行われています。当室からは、野田幸裕教授が「喫煙と精神機能・行動」のセッションにて平成29年度の研究成果を発表し、同セッションの座長も務められました。発表後には、作成した2種類のストレス疾患モデル動物における既存抗うつ薬への反応性の違いについて質問を頂きました。基礎研究で得られた結果が臨床所見とは必ずしも一致するとは限らないため、モデル動物がどの病状を表現しているのか、また、病態の進行度によって症状が変化するため、臨床と基礎における研究結果の乖離をどのように考察するのか、学ぶことができました。今回の研究発表会に参加によって得た知識を今後の研究に活かしていきたいと思います。

(報告者:内田美月)

【喫煙と精神機能・行動】
野田幸裕 口頭発表(演題番号145)
「気分障害の神経精神機能におけるニコチン関連分子の探索-基礎と臨床研究からのアプローチ-」
野田幸裕 座長(演題番号136~142)

2018年7月1~6日

第91回日本薬理学会年会・第18回国際薬理学・臨床薬理学会議(京都)

「第91回日本薬理学会年会・第18回国際薬理学・臨床薬理学会議」が、国立京都国際会館にて『Pharmacology for the Future -Science, Drug Development and Therapeutics-』をテーマに開催されました。

本学会は、基礎から臨床、薬物開発まで薬理学に関する最新の研究成果の国際的な発表と情報交換の場として、世界中の薬理学研究者との交流を推進するとともに、日本の薬理学の水準と活動を世界に示す場でもあります。

当室からは研究員の肥田裕丈と博士課程1年の内田美月が一般演題のポスター発表を行いました。ストレス負荷マウスにおけるうつ様行動に対するニコチンの作用に関する発表では、着目したニコチン性アセチルコリン受容体サブユニットの機能や発現部位、うつ様行動の緩解に関与する神経系についてなど、国内外の多くの薬理学研究者から質疑・ご意見を頂くことができました。プレナリーレクチャーでは、京都大学の山中伸弥教授による再生医療用iPS細胞ストックプロジェクトにおける現状とiPS細胞の有用性についての講演を拝聴し、難治性疾患患者に革新的な治療法を提供するためのiPS細胞ベースの科学の進歩について学ぶことができました。今回初めて国際学会に参加し、関連分野の海外の研究者と交流を深めることができ、また最先端の科学と知識を学ぶことできました。言葉の壁を感じることもありましたが、とても有意義で刺激を受けた学会であり、これを機により一層勉学に励み、今後も国際的な場で発表出来ればと思います。

(報告者:内田美月)

【ポスター発表】
肥田裕丈(7月4日)
「The perinatal mice administered prostaglandin E2 develop psychobehavioral and neuronal impairments in adults」
内田美月(7月4日)
「Nicotine modulates depression-like behaviors via regulating nAChR/Akt signaling in stressed mice」

2018年6月30日

第27回神経行動薬理若手研究者の集い(岡崎)

「第27回神経行動薬理若手研究者の集い」が、自然科学研究機構 生理学研究所にて「行動を制御する神経機構の解明を目指して」をテーマに開催されました。

本大会は、神経薬理学における先端的な成果と行動薬理学的な手法を結びつけた研究をプロモートし、臨床病態での脳機能異常を脳内伝達物質の動態と相互作用から解明し、生理機構の解明と創薬に役立つ研究の討論の場を提供すること、また若手研究者の育成を目的として行われました。

当室からは、学部6年の桒名諒美と平松愉加が一般演題にて口頭発表を行いました。強制水泳ストレス負荷マウスのうつ様行動におけるα7ニコチン性アセチルコリン受容体の関与に関する発表では、ニコチン性アセチルコリン受容体の発現分布と他の神経系との相互作用、強制水泳試験で認められたストレス負荷マウスのうつ様行動に対するニコチンの効果について、質問や助言を頂きました。一方で、ストレス負荷マウスの社会性行動におけるセロトニントランスポーター制御機構の関与に関する発表では、プロテインキナーゼC活性がシナプス後膜のシグナル伝達分子に与える影響、マウスのうつ様行動評価の妥当性について、質問や貴重な意見を頂きました。神経行動薬理学分野の若手研究者との交流や研究発表から、病態や薬物作用機序を解明するためには、多角的な視点から様々な手法を用いて遂行することが重要であることを学ぶことができ、大変有意義な機会となりました。本大会で学んだことを今後の研究活動の糧にして、さらに努力していきたいと思います。なお、本大会口頭発表において、桒名諒美と平松愉加は優秀発表賞を受賞しました。

(報告者:桒名諒美、平松愉加)

【口頭発表】
桒名諒美
「強制水泳ストレス負荷マウスのうつ様行動におけるα7ニコチン性アセチルコリン受容体の関与」
平松愉加
「ストレス負荷マウスの社会性行動におけるセロトニントランスポーター制御機構の関与」

2018年6月30日

第64回日本薬学会東海支部総会・大会(名古屋)

「第64回日本薬学会東海支部総会・大会」が、金城学院大学 W2棟 W3棟にて開催されました。

当室からは、学部6年の村川依代と髙木修平(衛生学研究室アドバンスト学生)が一般講演にて口頭発表を行いました。治療抵抗性ストレスモデルマウスの脳と血液を用いた網羅的遺伝子発現解析による診断・治療ターゲット分子の探索の発表では、抗うつ薬治療抵抗性ストレスモデルマウスの作製方法や治療抵抗性でないうつ病モデルでの検討について、質問や貴重な意見を頂きました。一方、シスプラチンベースのがん化学療法におけるハイドレーションと有害反応や事象との関連調査の発表では、過去の報告の詳細やどのような患者にショートハイドレーションが選択されるべきなのかについて、質問や助言を頂きました。「地球温暖化と胎児・新生児の二酸化炭素」と題した特別講演では、胎児・新生児によくみられる一過性徐脈や脳室周囲白質軟化症に低炭酸ガス血症が関与していることが考えられており、炭酸ガスの治療薬としての可能性を学びました。本学会では、自分の研究に関わる発表を聴講することによって幅広い知識・考え方が身に付くことができました。自分の研究とは異なる様々な分野の研究にも触れることで基礎・臨床薬学に関する見聞が広まり、今後の活動に活かしていきたいと思いました。

(報告者:村川依代、髙木修平)

【口頭発表】
村川依代
「治療抵抗性ストレスモデルマウスの脳と血液を用いた網羅的遺伝子発現解析による診断・治療ターゲット分子の探索」
髙木修平
「シスプラチンベースのがん化学療法におけるハイドレーションと有害反応や事象との関連調査」

2018年6月23~24日

医療薬学フォーラム2018/第26回クリニカルファーマシーシンポジウム(東京)

「医療薬学フォーラム2018/第26回クリニカルファーマシーシンポジウム」が、東京ビックサイトTFTホールにて「よりよい医療を目指して ―基礎と臨床の連携が実現する医療薬学の成果―」をテーマに開催されました。

当室からは、学部6年の林 千裕と田代侑子が一般演題のポスター発表を行いました。歯科‐精神科リエゾン領域患者の血中セロトニントランスポーターとノルアドレナリントランスポーターの代謝に関する発表では、口腔内慢性疼痛の発症機序や血小板タンパク質の検出されやすさについて、病院薬剤師や薬学生から意見や質問をいただきました。一方、クロザピン反応性代謝物における細胞毒性に対する酸化ストレスの影響に関する発表では、ミエロペルオキシダーゼの有無がクロザピン反応性代謝物による細胞毒性に及ぼす影響について、病院薬剤師から多くの質問と助言をいただきました。現在の研究活動の進捗および課題について見つめ直す良い機会となりました。

今後の薬学・薬剤師が目指す方向に関するシンポジウムでは、基礎研究としての創薬(基礎薬学)を臨床現場へつなげるトランスレーショナルリサーチと、臨床現場における薬剤反応性の評価(臨床薬学)を基礎薬学へ還元するリバーストランスレーショナルリサーチを相互に連携させ、より薬学分野としての研究、臨床、および教育の発展を目指していく必要があることを学びました。本シンポジウムを通じて、基礎と臨床の両視点から研究に取り組んでいきたいと思いました。本学会では、基礎研究から臨床研究まで幅広い分野の発表があり、臨床研究の進め方として、日々の薬剤師業務からどのようにクリニカルクエスチョンを見出すのか、研究成果をどのように薬剤師業務に還元するのかなど、実体験を交えた講演もありました。学生時代の研究活動のみならず、将来、臨床薬剤師として行う研究活動や臨床活動の参考となる大変有意義な学会でありました。

(報告者:林 千裕、田代侑子)

【ポスター発表】
林 千裕(6月23日)
「口腔内慢性疼痛患者における血中ユビキチン化セロトニントランスポーターとノルアドレナリントランスポーターの発現変化」
田代侑子(6月24日)
「クロザピン反応性代謝物による細胞毒性における酸化ストレスの関与」

2018年5月31日~6月2日

第21回日本臨床救急医学会総会・学術集会(名古屋)

「第21回日本臨床救急医学会総会・学術集会」が、名古屋国際会議場にて「救急医療のこれまでと これから」をテーマに開催されました。本総会・学術集会には、全国から医師、看護師、コメディカル、消防・救急や医療・保健行政関係者など多職種が参加し、救急医療に関する科学的な研究発表ならびに知識の向上、普及を図ることを目的に毎年開催されています。

当室からは、野田幸裕が教育講演を行いました。多職種連携医療の重要性とその教育の必要性について講演し、「これから」の救急医療にも多職種連携に関する議論を深める機会となりました。

(報告者:野田幸裕)

【教育講演5:多職種連携教育の実際】
野田幸裕(6月1日)
「チーム医療を支える多職種連携教育の実践:医療系学部を有さない薬学部における他の医療系学部との連携」

2018年5月25~27日

第12回 日本緩和医療薬学会年会(東京)

「第12回 日本緩和医療薬学会年会(東京)」が、東京ビッグサイト TFTビルにて「いのちの輝きを支える」をテーマに開催されました。

当室からは、野田幸裕教授がシンポジウムの座長およびシンポジストを、学部6年の城間由奈が一般演題のポスター発表を行いました。

精神科医療の観点から精神的ケアを考えるシンポジウムでは、地域薬局や病院において精神科領域で活躍している薬剤師、および臨床心理士の視点から、精神症状を抱えるがん患者へのアプローチの方法や向精神薬の適正使用について紹介がありました。総合討論では、各施設における向精神薬の使用状況についてなど多数の質問があり、活発な討論が行われました。尿路上皮癌に対するがん化学療法に伴う消化器症状を軽減させる治療法に関する調査の発表では、調査対象となったレジメンにおける制吐剤の使用方法や調査方法について、薬学生や薬剤師から質問を頂きました。

本学会では、保険薬局薬剤師および病院薬剤師からなる薬薬連携のみならず、薬学教育が加わった薬薬学連携による取り組みについて、様々な角度から緩和医療を考える大変有意義な機会となりました。

(報告者:城間由奈)

【座長/シンポジスト】
野田幸裕(5月26日)
シンポジウム1:精神科医療の観点から精神的ケアを考える
「緩和医療における精神科薬剤師の役割」
【一般演題:(ポスター)】
城間由奈(5月26日)
「尿路上皮癌に対するがん化学療法に伴う消化器症状を軽減させる治療法に関する調査」 

2018年4月22日

第2回 医療薬学教育セミナー(東京)

「第2回 医療薬学教育セミナー」が、日本薬学会長井記念館 長井記念館ホールにて「臨床研究成果を論文にするために」をテーマに開催されました。日本医療薬学会 医療薬学教育委員会が主催した第1回 医療薬学教育セミナー(東京)に引き続き第2回目として、論文にすることを目指した研究計画の立案や実施、論文執筆の留意点などについて、臨床研究の実践例などを踏まえた教育セミナーでした。

当室からは、野田幸裕が基調講演を行いました。シンポジウムでは、薬系大学や臨床研究の実践力を有する病院などと連携しながら臨床研究に取組み、その成果を学会発表から論文化に繋げた発表でした。

(報告者:野田幸裕)

基調講演
野田幸裕
「研究成果を科学論文として発表するためのknow-how -倫理審査・利益相反から投稿まで-」

2018年3月26~28日

日本薬学会第138年会(金沢)

「日本薬学会第138年会」が、金沢市の石川県立音楽堂、金沢市アートホール、ANAクラウンプラザホテル金沢など、金沢駅周辺の施設にて、「次世代に向けた創薬・医療イノベーションの今」をテーマに開催されました。

当部門からは、吉見 陽助教はシンポジウムにて発表し、学部6年の竹内佐織は口頭発表、博士課程4年の後藤 綾と研究員の梅村 朋はポスター発表を行いました。野田幸裕は口頭発表の座長を務めました。各発表では多数の質問があり、今後の教育・研究の良い刺激になったと思います。

特別講演やシンポジウムなどでは、難病の克服・治療を目指して日々開発されている創薬や薬物治療、さらに医療の革新的技術を中心に、薬学関連研究の最前線と将来展望について多数の講演がありました。薬学関連分野最大の学会であることから、専門分野に留まることなく、異分野のシンポジウムや一般講演などを通して薬学領域の教育・研究について、広く相互に理解を深めことができました。

(報告者:野田幸裕)

【シンポジウム:臨床系教員の研究の深化は可能か?:調査研究から“実験研究”への広がりを目指して】
吉見 陽(3月27日)
「精神疾患の病態解明を目指した橋渡し研究の実践」
【座長】
野田幸裕(3月27日)
生物系薬学:細胞応答
【口頭発表】
竹内佐織(3月28日)
「神経発達脆弱性因子による成体期の精神機能への影響:PGE2の関与」
【ポスター発表】
後藤 綾(3月28日)
「クロザピンによる血液毒性における小胞体ストレスの関与」
梅村 朋(3月28日)
「病院実習での糖尿病療養支援に関するプログラム」

2018年11月11日

第7回スポーツフェスティバル:親睦を深め、スポーツでリフレッシュ!

「第7回スポーツフェスティバル」が、名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センター体育館にて開催されました。

今回のスポーツフェスティバルは毎年恒例の選手宣誓からスタートしました。参加者23名が野田幸裕教授チーム、吉見 陽助教チーム、および当室OBである薬効解析学研究室の水野智博助教チームの3チームに分かれ、バレーボール、バドミントン、フリースロー、そしてバスケットボールで競い合いました。日頃は研究や実習、講義などで体を動かす機会は少ないため、誰もが怪我をしない様に、どの競技にもベストを尽くし、チーム一丸となって白熱した戦いになりました。吉見チームと水野チームが同率一位と接戦になり、フリースローによる優勝決定戦を行いました。先行の水野チームが4ポイントを獲得してプレッシャーをかける中、後攻の吉見チームが7ポイントを獲得して優勝となりました。

スポーツで体を動かした後は、八事の西遊記にて打ち上げを行いました。会の始めに野田教授からご挨拶をいただきました。参加者のアンケ―トによって選ばれた「MVP賞」と「頑張ったで賞」の発表と記念品の贈呈が行われました。和やかな雰囲気のなか交流を深め、楽しい時間を過ごしました。会の最後には、吉見助教から締めのお言葉をいただきました。怪我もなく、スポーツを楽しみながらリフレッシュすることができました。

(報告者:友松典子)

優勝チーム:吉見 陽、伊藤貴博、いまみゆき、角田千佳、河西初音、河野彩香、吉開拓弥、吉田樹生
MVP賞:野口 健
頑張ったで賞:野田幸裕

2018年9月16日

2018年度 病態解析学Ⅰ同門会‐第2回日本精神薬学会総会・学術集会と2018年度 6年生卒論の慰労会を兼ねて開催:受け継がれていく研究

「2018年度 病態解析学Ⅰ同門会」が、サーウィンストンホテル3階「メゾン・ド・フルール」にて「第2回日本精神薬学会総会・学術集会と2018年度 6年生卒論の慰労会」を兼ねて開催されました。

同門会は、当室の野田幸裕教授が大会長として開催された第2回日本精神薬学会総会・学術集会および6年生卒論の慰労会を兼ねて企画され、当日は、野田幸裕教授、吉見 陽助教、毛利彰宏元助教、現役院生と学部生31名、卒業生34名の総勢68名が参加しました。司会進行は吉見 陽助教により行われ、開会の挨拶として野田幸裕教授から、第2回精神薬学会総会・学術集会や卒論作成に関わった院生・学部生および卒業生への労いの言葉と乾杯のご発声を頂きました。野田幸裕教授と卒業生、院生・学部生と卒業生、あるいは卒業生同士の談笑の輪がいくつも広がっていきました。その様子を記念撮影されている様子も印象的であり、盛大な同門会を開催することができました。

今年度より臨床薬学教育・研究推進センターが設立され、当室はセンター所属となりました。野田幸裕教授が初代臨床薬学教育・研究推進センター長に御就任され、その御祝いを行いました。卒業生をはじめとする先輩方からのご支援の元、花束と記念品(置時計)が当室の卒業生で研究員の鳥居 綾先生と肥田裕丈先生より贈呈されました。この就任御祝いは、野田幸裕教授には内緒で計画されており、サプライズプレゼントは大成功でした。

会の終盤には「2018年度 6年生の卒論の慰労会」を行いました。最初に去年卒業された先輩から学部6年生へ、卒業試験や薬剤師国家試験の合格祈願の念が込められた北野天満宮の学業鉛筆が贈られました。学部4・5年生からは学部6年生へ当室での活動をまとめた動画を上映し、手作りの達磨のお守りを贈りました。達磨のお守りは、フェルトで10名の学部6年生の各々の顔に似せて作り、心のこもったプレゼントとなりました。動画やプレゼントを見て楽しそうに思い出を振り返る姿が印象的で、学部4・5年生一同、大変嬉しかったです。次に、学部6年生から卒業論文完成の感謝の思いを込めたプレゼントが、教員や大学院生、学部4・5年生一同に贈られました。

最後に野田幸裕教授から閉会の挨拶を行って頂き、参加者全員で記念写真を撮影いたしました。撮影後も、談笑は続き、参加者一同、名残惜しさも感じている様子でした。

同門会を通じて、病態解析学Ⅰの歴史を感じ、代々引き継がれてきた研究をしっかりと受け継ぎ、さらに発展させていこうと学部4・5年生一同、気持ちを新たにしました。

(報告者:角田千佳)

2018年9月8日

平成30年度名城大学校友会山梨県支部総会(山梨)

平成30年度 名城大学校友会山梨県支部総会が、山梨県ホテルやまなみにて開催されました。

名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターでは出前講義の一つとして、高齢者や小学生にも「くすり」や「薬物依存」のことを知ってもらう授業や体験実験を特定非営利活動法人医薬品適正使用推進機構(NPO J-DO)の協力の下に行っています。今回は、校友会山梨県支部の依頼により山梨県支部総会にて「くすりとの上手なつきあい方:高齢者を対象としたくすりの正しい飲み方・使い方」と題して講演を行いました。

12名の参加者に対して、当室の野田幸裕がどのようにくすりを飲んだら適切に効き、副作用を防ぐことができるか、Q&A方式のスライドや動画、体験実験を交えて内容をより理解できるように行いました。動画や体験実験から視覚的に理解が深められ、とても分かりやすく、楽しかったと大好評でした。

(報告者:野田幸裕)

2018年9月6~8日

平成30年度薬学部卒業論文発表会

「平成30年度薬学部卒業論文発表会」が、

名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センター新1号館ライフサイエンスホール、新3号館201教室、および303・304教室にて開催されました。

本発表会では、当室の学部6年の城間由奈、田代侑子、林 千裕、村川依代、山口修外、平松愉加、桒名諒美、添田光輝、および磯村優希が新1号館ライフサイエンスホールにて口頭発表を行い、衛生化学研究室の髙木修平が新3号館303・304教室にてポスター発表を行いました。それぞれが緊張しながら、研究成果を十分に披露できた発表会でした。質疑応答では、多くの教員から幅広い質問やコメントを頂き、知識不足を実感しながらも研究成果を考察し、新たな知見を得ることができました。本発表会では他の研究室の発表を聴講することで違う分野の研究内容を理解する機会となり、大変有意義でした。この経験を活かして、今後、薬剤師として業務・研究を進めていくにあたり、問題解決能力および科学的思考力をさらに高めていきたいです。

(報告者:城間由奈)

【口頭発表】
城間由奈(9月6日)
「尿路上皮癌に対するがん化学療法に伴う消化器症状を軽減させる治療法に関する調査」
田代侑子(9月6日)
「酸化ストレスにより生成されるクロザピン反応性代謝物による細胞毒性におけるグルタチオン代謝の関与」
林 千裕(9月6日)
「歯科‐精神科リエゾン領域における血小板分画中セロトニントランスポーターおよびノルアドレナリントランスポーターの代謝過程を標的とした診断・治療効果判定バイオマーカー開発に向けて」
村川依代(9月6日)
「うつ病患者のリンパ芽球様細胞株および抗うつ薬治療抵抗性ストレスモデルマウスの脳と血液の検体種横断的な網羅的遺伝子発現解析による診断・治療ターゲット分子の探索」
山口修外(9月6日)
「幼若期社会的敗北ストレス負荷による社会性行動障害におけるα-アミノ-3-ヒドロキシ-5-メチル-4-イソオキサゾールプロピオン酸(AMPA)受容体の関与」
平松愉加(9月6日)
「ストレス負荷マウスの社会性行動におけるプロテインキナーゼCによるセロトニントランスポーター活性制御の関与」
桒名諒美(9月6日)
「ストレス負荷マウスのうつ様行動におけるα7ニコチン性アセチルコリン受容体の関与」
添田光輝(9月6日)
「統合失調症様モデルマウスにおける精神行動障害に対するニコチン連続投与の影響」
磯村優希(9月6日)
「社会的認知行動に対するドパミンD3受容体の関与」
【ポスター発表】
髙木修平(9月7日)
衛生化学研究室・アドバンストコース
「シスプラチンベースのがん化学療法におけるハイドレーションと有害事象発現の関連性調査」

2018年8月4~5日

名城大学オープンキャンパス2018

「名城大学オープンキャンパス2018」が、名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センター八事キャンパスにて開催されました。

当室は、教員の指導の下に、大学院生、および学部4~6年生が衛生化学研究室のアドバンスト学生と共に、来校された高校生やご父兄に対して「医薬連携薬学教育コーナー」では本学部の薬学教育の特徴を動画で説明し、「薬剤師業務コーナー」では注射薬調製のデモンストレーションと実体験を2日間行いました。「医薬連携薬学教育コーナー」では、①アドバンスト臨床研修および②多職種連携教育(IPE:Inter-Professional Education)について動画やスライドを用いて説明しました(大学院生と学部6年生担当)。「薬剤師業務コーナー」では、①閉鎖式薬物移送システムによる抗がん剤調製のデモンストレーションおよび②クリーンベンチでの注射薬調製の実体験(2日間で約300名)を行いました(大学院生と学部4・5年生担当)。昨年に引き続き両日とも多数の高校生やご父兄が参加(2日間で約500名)し、「薬学部への進学について迷っていたので、現役の薬学生と話せて参考になった」「実際に注射薬の調製ができて楽しかった」「患者さんの安全をしっかり考えて、注射薬の調製を行っていることが理解できた」などの感想をいただき、大変好評でした。高齢化が進むにつれて、在宅医療のニーズは益々増加しています。そのため、薬局薬剤師が無菌製剤の調製に関わる機会が増加しています。無菌製剤を安全に提供するためにどのように調製されているかを多くの参加者に理解して頂くことができました。今回のオープンキャンパスを通じて、参加者が薬剤師の多様な役割を実感して、将来の進路について考える参考になればと思いました。

(報告者:内田鷹司)

2018年7月31日~8月1日

2018年度 ゼミ旅行:プロ・アクティブに、そして弾丸食べまくりゼミ旅!!メンバーと親睦を深め、多くの楽しい思い出づくりの2日間(山梨)

「2018年度 ゼミ旅行」で、山梨県南都留郡富士河口湖町に行きました。

1日目:7月31日

台風の影響により学部4年生の前期定期試験が延期されたため、午前予定していたイベントは中止し、午後にメンバー全員が揃っての出発となりました。車中で昼食をとり、宿泊地である山岸旅館までレクリエーション(レク)として、恒例の学部4年生の自己紹介、教員、大学院生、学部5・6年生の他己紹介に加え、雑学3択クイズ、値段当てクイズを行いました。学部4年生は定期試験が終わってすぐの参加でしたが、試験の疲れを忘れたかのように盛り上がり、車中は終始笑いに包まれ大変賑やかでした。

旅館到着後は河口湖周辺の散歩など各々の時間を楽しみ、その後メンバー全員で美味しい夕食に舌鼓を打ちました。

夕食後は宴会場にて教員・大学院生・各学年の学部生がミックスされたチームに分かれ、夜レクを行いました。今年の夜レクでは、事前アンケートによるランキング当てゲームに始まり、ロシアンルーレット酸っぱいガムを食べた人を当てるゲーム、11種類のお茶の商品名を当てる利き茶、およびチームメイト全員が手をつなぎ大きな紐の輪をくぐる時間を競うゲームを行いました。ランキング当てゲームの「腕相撲が強そうな人」では実際に男女それぞれ上位4人による腕相撲大会が行われました。白熱した戦いとなり、大いに盛り上がりました。「みんなが思うベストコンビ」では、選ばれた上位のコンビはそれぞれかわいいポーズを指定して写真を撮影し、さらに仲を深めてもらいました。宴会場は終始笑いに包まれて和やかな空気が流れ、親睦を深める良い時間となりました。

 

2日目:8月1日

野田幸裕教授、吉見 陽助教を始め、大学院生、活発な学部4~6年生が毎年恒例の朝ランニングへ出かけました。宿泊地前に広がる河口湖にかかる橋を渡り、山頂に雪の残る富士山を眺め、とても

気持ちの良い朝を迎えました。

朝食後、山岸旅館を出発し2日目最初の目的地であるForest Adventure Mt.FUJIに向かいました。標高1100mの森林に広がるアスレチックを楽しみました。安全講習受講後、各チームに分かれコースに向かいました。足元が揺れるコースや長いジップラインに怯えながらも笑顔があふれて森林の中を駆け回る姿が印象的でした。日頃運動をする機会が少ない当室のメンバーにとっては久々の運動は体に堪えたのか、車中では疲労困憊・爆睡の様子でした。

次の目的地の浅間茶屋では、山梨県名物である「ほうとう」を昼食にいただきました。にんじん、かぼちゃなどの野菜の甘味と繊細な味噌の味や「ほうとう」独特のモチモチ感も舌鼓を打っていました。その後、最終目的地である見晴らし園では、葡萄狩りと桃狩りを楽しみました。採りたての葡萄や桃はとても甘みがあり、昼食後のデザートとしておいしくいただきました。

帰りの車中では、レクとして、イントロ曲当てクイズやDVD鑑賞を楽しみながら名古屋への帰路に着きました。

ゼミ旅行を振り返ってみると、試験延期に合わせてスケジュール変更や猛暑などはありましたが、配属されたばかりの元気溢れる学部4年生も含めたメンバー全員が参加できたことが何よりで、親睦や絆を深めるとても良い機会となりました。普段とは違う大自然の中で過ごすことで、心も体もリフレッシュすることができ、今後の研究室生活に一層励むことができそうです。メンバー全員が無事に帰路に着くことができ、心に残るゼミ旅行となりました。

(報告者:友松典子、高須光平)

2018年7月11日

第13回(第64回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第13回(第64回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターライフサイエンスホールにて同時開催されました。

今回は、藤田保健衛生大学病院の内分泌・代謝内科にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行い、本年度最後の報告会でした。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。

1型糖尿病患者は血糖値を下げるホルモンのインスリンが分泌不足となるため、インスリン製剤を自己注射してインスリンを補充する必要があります。本症例では、1型糖尿病を発症し入院となった患者に対してインスリン製剤が導入されました。報告者が退院日に患者の手技を確認したところ、インスリン製剤のカートリッジ先端の消毒忘れや、注射部位の毎回のずらしができていないことが明らかとなりました。退院後、自己注射の手技が退歩する恐れを考慮し、「自己注射チェックリスト」を作成し、外来治療移行後も正しく自己注射手技を実施してもらえるよう工夫していました。外来受診の面談では、継続して適切に自己注射が実施できていることが確認されました。当室では、名古屋大学医学部附属病院において気管支喘息および慢性閉塞性肺疾患患者に対し、薬剤師外来(吸入療法支援)を実施しており、吸入剤の手技を指導しています。インスリン製剤同様、吸入剤においても手技不良が治療に悪影響を及ぼすことが報告されています。インスリン製剤や吸入剤などの手技が煩雑な薬剤においては、患者に適切な手技を習得してもらい、効果的かつ安全に薬剤を使用してもらうことが大切であると改めて実感しました。アドバンスト活動も残りわずかとなりました。今後もこれまでに学んだことを生かし、個々の患者に合った服薬指導や薬学的介入が行えるように努めていきたいと思います。

(報告者:林 千裕)

【藤田保健衛生大学病院】
「初発1型糖尿病に対するインスリン導入の1例」

2018年7月4日

第12回(第63回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第12回(第63回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターライフサイエンスホールにて同時開催されました。

今回は、名古屋大学医学部附属病院の精神科・親と子どもの心療科にて研修しているアドバンスト学生が報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。

統合失調症は、生涯有病率が約1%と言われている精神疾患であり、多くは慢性的に経過します。抗精神病薬の副作用の一つである高プロラクチン血症が、長期間継続すると乳がんや骨粗しょう症の発現リスクの上昇につながります。高プロラクチン血症は隆起漏斗神経系のドパミンD2受容体を強く遮断することで、特に高力価群の抗精神病薬で発現しやすいです。本症例では、高プロラクチン血症の原因が持参薬の高力価群の抗精神病薬のリスペリドンであると推察し、リスペリドンを漸減し、高プロラクチン血症が発現しにくいジプレキサ(オランザピン)、エビリファイ(アリピプラゾール)の順で変更されました。報告者は薬学的介入として薬剤変更によるプロラクチンの血中濃度の推移を確認していました。リスペリドンの用量を漸減し、他薬に変更をするときに、プロラクチンの血中濃度の推移をリスペリドンの脳内ドパミンD2受容体占有率の半減期のデータに基づいて薬物動態学的に予測していました。薬物動態に基づいてプロラクチンの血中濃度を評価するべき時期を検討し、採血オーダーを医師に依頼していました。

入院患者の治療が安全に継続できるように薬力学的および薬物動態学的に基づいて変薬し、副作用モニタリングすることの重要性を改めて実感しました。アドバンスト研修期間も残りわずかではありますが、副作用の発現リスクを評価して検査値および患者の症状を観察し、適切な治療が継続できるように介入をしていきたいです。

(報告者:髙木修平)

【名古屋大学医学部附属病院】
林 千裕
「統合失調症患者に対する薬物体内動態を考慮した薬学的介入」

2018年6月27日

第11回(第62回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第11回(第62回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、および名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターライフサイエンスホールにて同時開催されました。

今回は、安城更生病院の血液内科にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。

急性白血病は白血病細胞(芽球)の性質によって骨髄性とリンパ性に大別されますが、ごくわずかにどちらにも分類できない系統不明な急性白血病があります。系統不明な急性白血病では、最初に急性リンパ性白血病(ALL)に対する治療を行います。本症例では、ALLに対する治療法として知られるHyper CVAD A療法およびHyper CVAD B療法が施行されました。この療法では、メトトレキサートやシタラビンなどが使用されます。本症例には、腎機能低下や肝機能低下の既往歴があったことから、メトトレキサート排泄遅延による骨髄抑制に伴う感染症等の重篤な副作用発現の可能性を予測し、ロイコボリンの継続投与と利尿剤の追加使用を提案し、メトトレキサートによる副作用を軽減しました。提案後も定期的に腎機能や肝機能のモニタリング、メトトレキサート血中濃度を確認していました。このように薬剤師が副作用の発現の可能性を予測し、薬力学的・薬物動態学的に介入したことで感染症等の重篤な副作用は発現しませんでした。

発表を通じて、薬剤師が薬学的な視点から治療を評価・介入することの重要性を痛感しました。患者の疾患や状態を薬剤の特徴と関連づけ、薬剤の適正使用に貢献できるよう精進していきたいと思います。

(報告者:田代侑子)

【安城更生病院】
「混合性白血病患者におけるHyper CVAD B療法施行中に発生したMTX排泄遅延に関する原因の検討」

2018年6月20日

第10回(第61回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第10回(第61回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターライフサイエンスホールにて同時開催されました。

今回は、藤田保健衛生大学病院の精神科にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。

症例は統合失調症であり、アリピプラゾールの持続性注射剤(LAI)に加え、陰性症状や認知機能障害の改善効果が報告されているミルタザピンとメマンチンが追加投与されていました。ミルタザピンとメマンチンの追加投与数日後に、著明な陽性症状(幻覚や妄想など)の悪化が認められたため、ミルタザピンやメマンチンの減量を主治医に提案し、陽性症状の悪化を防いでいました。症例のアドヒアランスは不良であり、その原因として治療反応性が不良であり、症状が悪化したためでした。そのため、患者の症状を記載したパンフレットを作成し、統合失調症の症状について繰り返し患者に説明するだけでなく、内服の介助を行う家族に対してもお薬ケースの使用を提案していました。このように、アドヒアランスの改善に努め、病識評価尺度(SAI-J)や薬物治療に対する態度の評価尺度(DAI-10)を用いて、患者自身の病気に対する自覚(病識)や薬剤に対する理解度(薬識)を確認していました。

今後のアドバンスト活動において、病態と治療薬の薬理作用を相互に深く理解し、患者の状況に応じた薬物療法の提案ができる薬剤師になれるよう精進していきたいと思います。患者だけでなく家族の理解も得られるよう丁寧で分かりやすい服薬指導を心掛けていきたいです。

(報告者:城間由奈)

【藤田保健衛生大学病院】
「治療抵抗性統合失調症患者への薬物治療における薬剤師の役割」

2018年6月17日 

2018年度 歓迎会:白熱した戦いから育まれた一体感

「2018年度 歓迎会:白熱した戦いから育まれた一体感」がスポルト名古屋およびNIJYU-MARU鶴舞店にて開催されました。

本年度の歓迎会では、当室の博士課程に進学された内田美月先輩、新しく配属になった学部4年生と衛生化学研究室のアドバンスト学生も含め、親睦を深めるために、第4回ボウリング大会と歓迎会を開催しました。

ボウリング大会には、野田幸裕教授、吉見 陽助教をはじめ、博士課程3名、学部6年8名、学部5年5名、および学部4年11名の総勢29名が参加し、学年別対抗戦および団体戦を行いました。第1ゲームと第2ゲームで、先生・博士課程チーム、各学年のチームによる対抗戦をそれぞれ行いました。学部5年の角田千佳がゲーム開始直後にターキーを出す波乱の幕開けとなりました。学部5年生の奮闘も空しく、チーム全員が安定したスコアを出し続ける先生・博士課程チームの優勝となりました。第2ゲームの団体戦は、第1ゲームのスコアに基づいて6チームに編成しました。手に汗を握る白熱した戦いとなり、配属されたばかりの学部4年生とも声を掛け合って、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

ボウリングの熱戦後には、NIJYU-MARU鶴舞店にて歓迎会を開催しました。実務実習などから駆け付けた学生も加わり、総勢32名が参加しました。会の始めには野田幸裕教授からご挨拶をいただきました。博士課程に進学された内田美月先輩と新規配属学部4年生と衛生化学研究室のアドバンスト学生に野田幸裕教授と吉見 陽助教から歓迎状が贈呈されました。歓迎状を手にした学部4年生は皆、これからの当室における活動に一層の想いを強めていました。最後に吉見 陽助教から締めのお言葉をいただきました。ボウリング大会と歓迎会で生まれた一体感を大切にし、それぞれが教え学びあいお互いを高めあっていきたいと思いました。

(報告者:内田鷹司)

学年別優勝:野田幸裕教授、吉見 陽助教、長谷川章先輩、伊藤貴博先輩、内田美月先輩
団体戦優勝:伊藤貴博先輩、林 千裕、内田鷹司、久保美穂子、吉田樹生

2018年6月13日

第9回(第60回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第9回(第60回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターライフサイエンスホールにて同時開催されました。

今回は、名古屋大学医学部附属病院の呼吸器内科/呼吸器外科にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。

肺癌は、肺の気管、気管支や肺胞の一部の細胞が年齢、喫煙あるいは閉塞性肺疾患などの原因で癌化する疾患です。脳、骨、肝臓や副腎などに遠隔転移しやすいとされています。肺癌は治療上の分類で非小細胞肺癌(扁平上皮癌、腺癌、および大細胞癌)と小細胞肺癌に分けられます。報告者は、肺癌の約60%を占める肺腺癌で放射線化学療法を実施している患者に介入しました。肺癌診療ガイドラインでは、切除可能な腫瘍(TNM分類:T3-4、N0-1)に術前放射線化学療法後に外科的手術を実施することが推奨されています。放射線療法では、皮膚の発赤、腫れや乾燥などが発現しやすく、照射する線量が多いほど強く症状が発現します。報告者は患者に対して、化学療法の説明、副作用確認、経過観察だけでなく、放射線療法に関連した症状に対しても薬学的に介入したことを報告しました。たとえば、放射線照射後に発症した皮膚炎に対して保湿剤であるヒルドイドローション(ヘパリン類似物質)の必要性を説明し、治療経過を観察したことで症状の悪化やコンプライアンスの低下を未然に防ぐことができました。放射線照射による食道炎に対して処方されていたアルロイドG内用液5%(アルギン酸ナトリウム)の症状の改善や使用感を面談により確認し、アドヒアランス向上に努めていました。患者の訴える症状や薬物治療に対する考えに耳を傾け、治療効果だけではなく患者の考えも治療の評価に取り入れることで、患者が積極的に治療に取り組める体制づくりをしていました。

化学療法だけではなく、放射線治療も含めた治療全体に介入することが病院薬剤師の職能であると感じました。今後のアドバンスト活動において、患者の治療についてさらに理解を深め、予想される有害事象を把握し、患者の満足度を向上させることに繋げていきたいと思いました。

(報告者:髙木修平)

【名古屋大学医学部附属病院】
城間由奈
「肺尖部胸壁浸潤癌に対する放射線化学療法施行患者における薬剤師の関与」

2018年5月30日

2018年度 談話会:配属4年生との顔合わせ

「2018年度 談話会:配属4年生との顔合わせ」が、名古屋大学医学部附属病院内の名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターサテライトセミナー室にて開催されました。

2018年度、当室配属4年10名(アドバンストコース3名、研究コースA 4名、および研究コースB 3名)が決定しました。当室配属学生10名と衛生化学研究室のアドバンストコース1名を迎え、毎年恒例の顔合わせ談話会が開催されました。当室の吉見 陽助教から自己紹介と歓迎の言葉があり、続いて学部4年生、大学院生、学部6年生、学部5年生と野田幸裕教授の順に、趣味や好きな食べ物などについて自己紹介をしてもらいました。お菓子を食べつつ談笑し、新たな仲間との親睦を深めることが出来ました。4年生は、これから始まる研究室生活に期待と不安が入り混じっていると思いますが、当室一丸となって頑張っていきたいです。

(報告者:いまみゆき)

2018年5月26日

2018年度 ソフトボール大会:当部門一丸となった白熱の戦い

「2018年度 ソフトボール大会」が、名城大学第1・第2グラウンドにて開催されました。

当室は昨年に引き続きの出場であり、残念ながら野田幸裕教授は学会のため不在でしたが、吉見 陽助教、当室OBである薬効解析学研究室の水野智博助教、博士課程4年1名、学部6年7名、学部5年7名、学部4年8名が参加しました。

普段は研究や実習、講義などで体を動かす機会が少ない中、久しぶりの球技を楽しみました。

1試合目は病態生化学研究室、2試合目は医薬品情報学研究室との対戦でした。選手は懸命に攻守に取り組み、配属されたばかりの学部4年や女性陣も積極的に参加し、選手に熱いエールを送って当部門全員が一丸となって勝利を目指しました。結果は2敗で決勝リーグには進めませんでしたが、大きなけがもなく無事に大会を終えることができました。

大会終了後は名城大学八事キャンパス薬学部にて打ち上げを行いました。お菓子やかき氷を食べ、楽しい時間を過ごすことができました。最初は緊張していた様子の4年生も先輩たちと打ち解け、すっかりなじんでいる様子でした。来年も出場し、当部門一丸となり念願の勝利をつかみたいと思います。

(報告者:友松典子)

2018年5月23日

第8回(第59回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第8回(第59回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターライフサイエンスホールにて同時開催されました。

今回は、安城更生病院の神経内科、整形外科にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、発表に対して多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。

多発性硬化症(MS)は、自己免疫疾患の一種で中枢神経系の慢性炎症性脱髄疾患です。MSの症状は、神経の障害がどの部位で生じているかによって異なります。障害が視神経では目のかすみや視力低下、大脳では精神症状や判断・思考力低下、脊髄では感覚麻痺や排尿障害、小脳では会話障害や運動障害などが現れます。MSに対する根本的な治療法がなく、①初発、再発時の急性増悪期の症状改善、②疾患修飾薬の使用、③対症療法が選択されます。MSの疾患修飾薬は、長期安全性が認められている第一選択薬(IFN製剤やグラチラマー塩酸塩)と有効性が高いが重大な副作用が報告されている第二選択薬(フマル酸ジメチル、フィンゴリモド、ナタリズマブ)に分けられます。報告者は、疾患修飾薬としてIFNβ製剤を使用している患者において、両下肢のしびれや排尿障害の訴えからINFβ製剤のnon-responderを疑い、薬剤変更を提案していました。薬剤変更提案として第二選択薬の重大な副作用である進行性多層性白質脳症(PML)の発症を懸念し、第一選択薬で、同種薬であるグラチラマー塩酸塩を選択していました。医薬品の有効性と副作用のリスクを評価し患者にとって最良の治療を提案することが薬剤師の職能であることを実感しました。今後のアドバンスト活動において、単に治療効果やガイドラインに則った治療の提案だけでなく、安全性や副作用のリスクを考慮して薬剤選択の判断ができるようにしたいと思いました。

(報告者:髙木修平)

【安城更生病院】
「多発性硬化症における疾患修飾薬の選択と服薬指導」

2018年5月16日

第7回(第58回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第7回(第58回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターライフサイエンスホールにて同時開催されました。

今回は、愛知医科大学病院の救急集中治療室(EICU)・総合集中治療室(GICU)にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。

HIV陽性患者における多発脳病変の原因として、クリプトコッカス症、トキソプラズマ症、化膿性細菌感染症、単純ヘルペスウイルス感染症、進行性多発性白質脳症、HIV脳症、サイトメガロウイルス脳炎、あるいは結核性髄膜炎などを疑い、アシクロビルなどの抗菌薬を10種とステロイド薬を使用していました。本来、脳生検による診断後、各種治療を行いますが、本症例は痙攣重積状態にあったため脳波が落ち着いてから脳生検が行われました。そのため報告者は、脳生検実施まで髄液と血液培養、髄液鏡検などの結果や各種所見を踏まえて、医師に薬剤の投与量の変更などの提案を行っていました。脳生検の結果からトキソプラズマ症によることが診断され、標的治療(target treatment)が行われ、治療薬の整理を提案していました。発表を通じて、治療提案の難しさや責任の重さを改めて実感することが出来ました。今後のアドバンスト活動において、十分な調査のもと治療に介入することで、薬剤の適正使用に貢献できるよう精進していきたいと思います。

(報告者:田代侑子)

【愛知医科大学病院】
「原因不明の多発脳病変を来したHIV陽性患者に対する薬物治療評価」

2018年5月9日

第6回(第57回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第6回(第57回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターライフサイエンスホールにて同時開催されました。

今回は、藤田保健衛生大学病院の腎内科にて研修しているアドバンスト学生が救命救急病棟で経験した症例について報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。

交通外傷や術後などで安静や呼吸器管理が必要な患者対し、安静を保ち、人工呼吸器管理を安全に行うために、鎮静薬が使用されます。代表的な鎮静薬には、GABAA受容体機能促進薬であるミダゾラムやなどがあります。その他に、深い鎮静には適しないが、認知機能を維持しながら使用することができる中枢性α₂受容体作動薬のデクスメデトミジンがあります。本症例では外傷性肝損傷を受け救急外来を受診した患者に対し、鎮静薬としてミダゾラムとデクスメデトミジンが使用されました。報告者は肝機能低下に伴いミダゾラムの中止後も鎮静効果が遷延することを懸念し、肝臓での滞留時間が短く、速やかな覚醒を得ることができるプロポフォールへの変更を提案しました。薬剤の体内動態を考慮した鎮静薬の選択により、人工呼吸器管理中の安全で深い鎮静を得ることができました。また、集中治療室入室後のカテーテル関連血流感染(CRBSI)に対して、バンコマイシンとセフタジジムによる抗菌薬治療が開始されました。患者は急性腎障害のため、腎機能の変化が大きいことから、一般の計算ソフトでなく、手計算によりバンコマイシンの投与設計を行い、医師に提案しました。薬物の血中濃度をモニタリングし、目標血中濃度に到達するまで処方の再投与設計を行うことで、安全に抗菌薬治療を行うことができました。

救命救急病棟では、患者の病態が短時間で大きく変化することから、各医療スタッフによる全身管理が余儀なくされます。その中で薬剤師は、肝機能・腎機能を考慮した薬剤選択、感染管理やルート管理など、重要な役割を果たすことを学びました。薬物の血中濃度モニタリングでは初回の投与設計のみならず、投与後に設計を見直すことがより安全な薬物治療提供に繋がることを新たに気付きました。今後のアドバンスト活動において、臓器不全時における薬物治療の効果や副作用発現への影響について注視していきたいです。

 

(報告者:城間由奈)

【藤田保健衛生大学病院】
「救命救急病棟で経験した外傷性肝損傷患者への薬学的介入」

2018年4月25日

第5回(第56回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第5回(第56回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターライフサイエンスホールにて同時開催されました。

今回は、名古屋大学医学部附属病院の消化器外科2・移植外科にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。

本症例では食道がんの影響で誤嚥がみられ、絶飲食状態における患者の栄養管理に介入していました。経口摂取が困難な場合には、水分や栄養などを点滴によって投与する静脈栄養や、鼻からチューブを通して胃に投与する経鼻栄養を行う必要があります。この場合、投与量が適切なカロリーや電解質であるか、電解質値に異常がないかなど、評価する必要があります。報告者は、低栄養状態の患者に対して脂肪乳剤であるイントラリポスの投与を医師に提案し、患者には使用目的、副作用などについて説明を行い、不安が無いように治療への理解に努めていました。摂取カロリー量や電解質値をモニタリングした結果、カロリー量の不足、高カリウム血症の疑いがあることから、カロリー量の増量、カリウムを含むソルデム3号輸液からカリウムを含まないソルデム1号輸液への変更を医師へ提案していました。このように、検査値の経過や栄養状態を評価することで適切な栄養管理のための処方提案に関与していました。発表を通じて、薬剤師が栄養管理にも関与することの必要性を改めて実感しました。今後のアドバンスト活動において、患者の静脈栄養・経腸栄養療法における処方、栄養管理、医薬品の適正使用などに貢献できる薬剤師になれるよう精進したいと思います。

(報告者:田代侑子)

【名古屋大学医学部附属病院】
「入院患者の低栄養・電解質異常に対する静脈栄養の介入」

2018年4月21日

2018年度 第8回研究・大学活性化を目的とした学生フォーラム(名古屋)

「名城大学 第8回研究・大学活性化を目的とした学生フォーラム」が、名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターにて、「繋がりを力に」をテーマに開催されました。 当室の学部6年の城間由奈が口頭発表を行い、消化器症状を軽減させるための最適な治療方法を比較検討するために行った本調査における調査期間の決め方やカルボプラチンやシスプラチンの催吐性の相違とそのレジメンとの関係性について質問や意見をいただきました。学部6年の添田光輝は、統合失調症とニコチンの関係性についてポスター発表を行い、聴衆者に当部門の研究内容について興味を持っていただくことができました。その他、アドバンストコースの学部6年生が名古屋大学医学部附属病院におけるアドバンスト活動について、博士課程2年生、学部5・6年生が当室の研究室活動について紹介しました。いずれのブースの紹介においても多数の学部4年生が足を運び、期待と不安がこもった真剣な表情に1年前の研究室選びに憂悶していた自分自身が照らし合わさり、懐かしさを感じました。

特別企画では、「おくすり手帳普及プロジェクト」と題したグループディスカッションが行われ、おくすり手帳の重要性や、今後のその在り方について議論が交わされました。他にもモデル学生として城間由奈がアリゾナ大学薬学部における海外研修での経験や学んだことを紹介しました。本フォーラムへの参加を通して、様々な研究室の発表を聴くことにより、研究に対するモチベーションが向上し、幅広い知識を得ることで、将来に対する視野を広げることができ、大変有意義な1日となりました。

(報告者:角田千佳)

 

【口頭発表】
城間由奈
「尿路上皮癌に対する各種がん化学療法に伴う消化器症状の比較:最適な治療法の選択を目指して」

【ポスター発表】
添田光輝
「統合失調症様モデルマウスにおける精神行動に与えるニコチン連続投与の影響」

田代侑子、髙木修平
「アドバンストコース紹介 名古屋大学医学部附属病院」

伊藤貴博、磯村優希、添田光輝、平松愉加、内田鷹司、蛯江裕美、角田千佳、中村真理子
「研究室紹介 病態解析学Ⅰ」

2018年4月18日

第4回(第55回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第4回(第55回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターライフサイエンスホールにて同時開催されました。

今回は、藤田保健衛生大学病院の内分泌・代謝内科にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。

菌状息肉症は、悪性リンパ腫の一種である皮膚T細胞リンパ腫の大半を占める疾患であり、年単位で進行します。早期にはステロイド外用薬や光線療法がよく用いられますが、難治性の場合、ビタミンA誘導体(レチノイド)やインターフェロンが選択されます。症例では、レチノイドの一種であるベキサロテンが用いられていました。菌状息肉症の治療は皮膚科や血液内科が主科で行いますが、ベキサロテンの副作用で甲状腺機能低下症がほぼ必発するため、内分泌内科が副科としてフォローしていく必要があります。脂質異常症や血液毒性などの副作用も高頻度で発現するため、甲状腺機能の他にも、コレステロール値やヘモグロビン値をモニタリングしていました。報告者は検査値に異常があった場合でも、副作用によるものと決めつけるのではなく、基礎疾患による可能性も考慮してその原因を評価していました。薬剤師が各専門分野の医師と連携して、広い視野で薬物療法を評価していくことが大切だと実感しました。今後のアドバンスト活動において、主科や主疾患にとらわれず、広い視野で患者の状態を判断していくことができるよう精進していきたいと思います。

(報告者:林 千裕)

【藤田保健衛生大学病院】
「ベキサロテンにおける有害事象を経験した1例」

2018年4月11日

第3回(第54回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第3回(第54回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターライフサイエンスホールにて同時開催されました。

今回は、安城更生病院の循環器内科、心臓血管外科、呼吸器外科にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。

大動脈解離患者では、全身循環血液量の減少や大動脈解離による疼痛により交感神経が刺激されることで血圧の上昇が認められることがあります。血圧の上昇は、病態の悪化や疼痛の増強のリスク因子となるため、病状の急性期や慢性期での血圧管理が重要となります。降圧薬として、カルシウム拮抗薬、アンギオテンシン変換酵素阻害薬、アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬、利尿薬、あるいはβ遮断薬などがあります。本症例では、ニトログリセリンの耐性の形成、心機能や腎機能の低下を招かないように降圧薬としてアダラートCR錠が提案されました。入院中の血圧の推移・患者の病状をモニタリングしながら、適切な薬剤の選択・使用を行うことの重要性を学びました。今後のアドバンスト活動において、多種多様な治療薬を選択する上で、変動する検査値、患者の病状を考慮した薬学的な介入が実践できるようにしていきたいです。

(報告者:髙木修平)

【安城更生病院】
「急性大動脈解離患者の血圧管理における適切な薬剤選択」

2018年3月29日、4月3日

2018年度 お花見会・親睦会:“温もり感じた”

「2018年度 お花見会・親睦会」が、鶴舞公園とワインとグリルの大衆バル FORYOU フォーユー 名古屋駅店にて開催されました。

3月29日にはサンフォード大学からの留学生2名とともに鶴舞公園にてお花見を行いました。天候にも恵まれ、満開になった桜の下で集合写真を撮影しました。公園内には屋台が立ち並んでおり、桜の下で軽食にも賑わいがありました。

4月3日には親睦会を行い、当室のOBである薬効解析学研究室の水野智博助教もご参加いたしました。野田幸裕教授の乾杯の挨拶から始まり、おいしい食事に心が和まされ、話に花を咲かせることができました。最後に吉見 陽助教のお言葉で会を締めていただき、終宴となりました。温かい雰囲気のおかげで心身ともに英気を養うことができましたので、今年度も当室一同活動に精を出していきたいと思います。

(報告者:髙須光平)

2018年3月22日

2017年度 送別会:追い出しコンパ

「2017年度 送別会:追い出しコンパ」が、ほっこり 名駅店にて開催されました。

今年度は、後藤 綾先輩が博士課程を修了し学位を取得され、8名の学部生が卒業されました。残念ながら、後藤 綾先輩と学部卒業生の2名は不参加でしたが、OGの先輩を含め総勢26名が参加しました。野田幸裕教授の挨拶から始まり、先輩方と当部門での生活を振り返りながら、談笑を楽しみました。会の中盤には野田幸裕教授から、当部門オリジナルの修了書が学部卒業生1人1人に手渡され、博士課程1年の伊藤貴博先輩より寄贈いただいた特大ケーキが贈られました。学部卒業生からは、野田幸裕教授と吉見 陽助教、在籍する一同へ記念品を頂きました。会の最後には、吉見 陽助教から激励の言葉が送られました。先輩方の最後まで責任をもって任務を遂行する姿や主体性を持って活動されている姿に、いつも士気を高められていました。

4月から博士課程に進学される内田美月先輩には今後もご指導を賜りつつ、在籍する学生一同協力して、研究とアドバンスト研修活動を更に発展させていきたいと思います。皆様の新天地でのご活躍を心よりお祈り申し上げます。

 

(報告者:城間由奈)

2018年3月20日

2017年度 卒業式:博士課程修了生と学部卒業生への記念品授与

「2017年度 卒業式」が、愛知県体育館にて、「平成29年度学位記授与式・祝賀会」が、名古屋マリオットアソシアホテルにて開催されました。

当部門からは薬学研究科博士課程(4年制)第3期修了生として1名、6年制薬学部第7期卒業生として7名が卒業しました。学部卒業生の内田美月、竹内佐織は研究の功績で、岩田未来は学業の功績で、学部長表彰を受けました。先輩方には研究・アドバンスト活動において様々な場面で丁寧にご指導頂き、大変お世話になりました。忙しい日々に追われながらも、何事にも手を抜かず一生懸命取り組まれた先輩方に倣い、後輩一同、向上心を持って精一杯当部門を引っ張っていきます。春からはそれぞれ別々の道を進まれることとなりますが、「病態解析学Ⅰ」で身に付けられた力と得られた思い出を携えて、強く歩んでいかれることを心より祈念しております。

(報告者:田代侑子)

2018年3月14日

第2回(第53回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第2回(第53回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターライフサイエンスホールにて同時開催されました。

今回は、名古屋大学医学部附属病院の歯科口腔外科にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。

再発・転移下顎歯肉癌患者の標準治療として、セツキシマブ、シスプラチン(あるいはカルボプラチン)、およびフルオロウラシルの併用療法が施行されます。抗EGFR抗体薬であるセツキシマブの特徴的な副作用に発疹やざ瘡様皮疹などの皮膚障害があります。報告者は発現した皮膚症状に対してヒルドイドソフト軟膏(保湿剤)とエキザルベ(ヒドロコルチゾンと混合死菌浮遊液の合剤)の処方提案を医師に行いました。患者に対しては治療薬について説明し、経時的な症状の確認と治療効果の評価により症状の緩和に繋がりました。また、セツキシマブ投与により発現したと考えられる低カリウム血症に対して、内服のカリウム製剤を用いた追加治療が施され、患者に治療を行う意義や使用薬剤の説明を行うことで、患者は前向きに治療に取り組むことができ、低カリウム血症の重篤化を防ぐことに貢献できました。その他の抗癌剤治療による自覚症状の少ない副作用に対しては臨床検査値をモニタリングすることで早期発見に繋がることや、治療の必要性や服用方法について患者の理解を得ることの重要性を学びました。

今後のアドバンスト活動において、患者の服薬アドヒアランスの維持・向上に繋がる服薬説明や処方提案を行い、治療薬によって起こり得る副作用の発現および重篤化を防ぐことができるよう精進していきたいと思います。

(報告者:城間由奈)

【名古屋大学医学部附属病院】
田代侑子
「下顎歯肉癌 化学療法治療における副作用モニタリングとその改善に向けて」

2018年3月7日

第1回(第52回)遠隔教育システムを利用した アドバンスト学生による活動報告会 アドバンスト症例報告会

「第1回(第52回)遠隔教育システムを利用したアドバンスト学生による活動報告会」が、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、名古屋大学医学部附属病院、および名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターライフサイエンスホールにて同時開催されました。

今回は、藤田保健衛生大学病院の精神科外来にて研修しているアドバンスト学生が症例報告を行いました。中継施設には多くの学生や教員が参加し、多数の質疑やコメントがあり、活発な報告会となりました。

統合失調症からのリカバリー(回復)と再発防止には、服薬を継続することが重要です。症例では、飲酒習慣があるためにアルコールとの相互作用を気にして夕食後薬を自己中断していた患者に介入していました。統合失調症の治療に用いられる抗精神病薬は、中枢神経抑制作用を有します。この作用がアルコール飲用により増強される恐れがあることから、併用注意になっています。報告者は節酒指導に加え、飲酒した日は数時間経過してから必ず服薬するなど服用タイミングの指導も実践し、アドヒアランスの向上に努めていました。入院中の患者ではあまり問題に取り上げることがない、飲酒習慣に着目した外来患者ならではの服薬指導を学ぶことができ、非常に勉強になりました。今後のアドバンスト活動において、入院中のみならず退院後の患者の生活スタイルにも目を向けて指導・支援が行えるよう精進していきたいと思います。

(報告者:林 千裕)

【藤田保健衛生大学病院】
「統合失調症患者の薬物療法における薬剤師の役割」

2018年1月16日

2017年度 新年会:添子とのお年玉ジャンケン大会

「2017年度 新年会」が、梵天丸 鶴舞店にて開催されました。

野田幸裕教授から新年会の乾杯の挨拶として、一年間、目標を持って活動するように2018年に向けてのお言葉を頂きました。残念ながら、薬剤師国家試験に向けて、勉強されている学部6年生の先輩方の参加はありませんでしたが、研究員の梅村先生を含め、総勢22名で開催することが出来ました。学部4年生はOSCE、CBT、あるいは基礎薬学総論試験を終えたばかりであったため、久しぶりに一同が集まった会となり、各テーブルで話題が尽きませんでした。

会の終盤には、新年「お年玉ジャンケン大会」として、女装した学部5年生の添田光輝(添子)とのジャンケンで勝ち抜いた上位3名には、お年玉として図書カードや入浴剤が送られました。最後に、吉見 陽助教のお言葉で楽しい新年会は終わりました。

今年も気を引き締めて、実習や勉強、研究活動に対して目標を持って頑張っていきたいと思います。

(報告者:村川依代)

添子とのお年玉ジャンケン大会
    1位:城間由奈
    2位:村川依代
    3位:武藤利奈

2018年5月15~16日

米国サンフォード大学薬学部から臨床研修生William Jeffrey Honeaさん、John Andrew Soldnerさんが名古屋大学医学部附属病院および病態解析学Ⅰを訪問

米国サンフォード大学薬学部4年のWilliam Jeffrey Honeaさん、John Andrew Soldnerさんが、日本における臨床薬学教育研修の一環として、名古屋大学医学部附属病院(名大病院)および病院内に設置された名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターサテライトセミナー室病態解析学Ⅰにて臨床研修を実施しました。

〇15日午前

1)当室・メンバー紹介:サテライトセミナー室にて、野田幸裕教授、吉見 陽助教が当室の活動や研究内容、日本の薬学部のカリキュラムについてスライドで説明しました。その後、和やかな雰囲気の中で当室のメンバーがそれぞれ自己紹介しました。

2)臨床研修Ⅰ(臨床研修生によるサンフォード大学の紹介):サンフォード大学薬学部での薬学教育やキャンパスライフについて、臨床研修生に紹介してもらいました。授業は全て録画され、オンラインでいつでも視聴できるというシステムに驚きました。広大なキャンパスには11もの薬局があり、サンフォード大学では日本の薬学生よりも長時間にわたり薬剤師業務に関わることの出来る環境が整備されていることを知りました。

3)臨床研修Ⅱ(薬剤師外来):当室で行っている薬剤師外来(吸入療法支援)について、実際の練習用吸入器を用いて説明しました。臨床研修生は吸入器の知識は豊富でしたが、インチェック(吸気流速の測定に用いる器具)は初めて目にしたようで、興味深く実践していました。吸気力に応じてドライパウダー吸入器が使用できるかどうか、簡易的に判定することができることを説明し、理解していただきました。

4)日本文化Ⅰ(折り紙):日本の伝統文化の紹介として、折り紙を行いました。鳥や手裏剣を実際に作成してもらいました。細かい折り込み作業は苦戦の連続でしたが、きれいに作成できた折り紙に感動して何度も写真を撮り、楽しい時間となりました。

5)日本文化Ⅱ(ウェルカムパーティ):昼食には臨床研修生に和食文化の紹介として、おにぎりやたこ焼きなどを用意し、和食文化について理解を深めてもらいました。臨床研修生は、ツナマヨのおにぎりが一番のお気に入りでしたが、納豆やたくあん、梅干など独特のニオイや酸味を持つ日本特有の食材全てに挑戦し、顔をしかめながらも「面白いよ」と楽しんでいました。食事中には日米における医療システムの違いの話題になりました。薬局で調剤薬を受け取るまでの待ち時間を短縮する工夫として、米国では病院スタッフが薬局への処方箋情報の送付をすると教えてもらいましたが、日本では患者自らが送付することを説明すると、臨床研修生は驚いていました。

 

〇15日午後

6)日本文化Ⅲ(坊主めくり・福笑い・書道):日本の伝統文化の紹介として、坊主めくり、福笑い、書道を行いました。特に書道では大変盛り上がり、学部生が横で手本を見せながら臨床研修生に気に入った漢字を書いてもらいました。最後に臨床研修生と学部生が名前を平仮名や漢字で書き、出来上がった作品と共に記念撮影を行いました。

7)臨床研修Ⅲ(病院内見学):病院内の外来棟や薬剤部、外来化学療法室などを見学しながら、名大病院の概要や薬剤師の役割について説明しました。臨床研修生は日本の診療に係る医療費に興味を示していました。日本は国民皆保険制度であり、患者の医療費の自己負担は3割以下であることを説明しました。名大病院のような特定機能病院や一般病床500床以上の地域医療支援病院を受診するには市中病院やクリニックなどからの紹介状が必要であり、持っていない場合は5000円以上の特別料金を支払う必要があることを説明しました。

 

〇16日午前

1)臨床研修Ⅳ(アドバンスト活動紹介):アドバンストコースの学部6年3名が名大病院の精神科/親と子どもの心療科、血管外科/歯科口腔外科/皮膚科/総合診療科および呼吸器内科/呼吸器外科の病棟の特徴、各病棟での病棟薬剤師の活動内容として薬物治療の効果や副作用のモニタリングやカンファレンス参加などについて説明しました。その後、各病棟における症例発表を行いました。口腔がんの症例について、米国では噛みたばこが発症の原因になることが多いことに対し、噛みたばこの習慣がない日本の発症原因に興味を持っていました。日本における口腔がんの発症原因として、飲酒、虫歯の放置などを挙げ、中でも喫煙が最も多いことを説明しました。

2)臨床研修Ⅴ(体験実験):当室の医薬統合研究の重要性を理解してもらうために、ジェノタイピング(遺伝子型判定)を体験してもらいました。アガロースゲルへのマウスDNAサンプルの注入を行いました。今回の臨床研修生は、ウェスタンブロッティング(タンパク質の検出)の技術を習得していた経験があり、難なく手技を実践することができ、想定していた結果を完璧に再現しました。実験の合間には、お互いのこれまでの基礎研究実績について情報交換し、研究技術・研究に対する飽くなき探求心は世界共通であることを実感しました。

3)臨床研修Ⅵ(病棟見学):病棟薬剤師の業務内容や各病棟の特徴を紹介するために精神科/親と子どもの心療科および血管外科/歯科口腔外科/皮膚科/総合診療科を見学しました。病棟での麻薬、毒薬および向精神薬の管理方法を説明しました。米国も日本と同様に薬剤師や看護師が定期的に在庫確認していることを教えてもらいました。精神科/親と子どもの心療科では、悪性症候群や重症度の高い摂食障害患者の様子を確認することができる心電図や監視モニターに興味を示していました。状態が変化した際に迅速に対応することができるよう、厳重に管理がなされていることを説明しました。

今回、臨床研修生と交流している中で、薬剤師業務や診療ガイドラインの内容など日米における医療の共通点を改めて認識することができました。症例発表等を通して客観的な意見を聞くことができ、今後のアドバンスト活動へのモチベーションアップにも繋がりました。臨床研修生の豊富な知識や積極的な学びに刺激を受けた2日間となりました。

(報告者:林 千裕、溝口莉菜)

2018年4月17~18日

米国アリゾナ大学薬学部から臨床研修生Daniel Shyh-Shyun Lokさんが名古屋大学医学部附属病院および病態解析学Ⅰを訪問

米国アリゾナ大学薬学部4年の Daniel Shyh-Shyun Lokさんが日本における臨床薬学教育研修の一環として、名古屋大学医学部附属病院(名大病院)および病院内に設置された名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターサテライトセミナー室 病態解析学Ⅰにて臨床研修を実施しました。

〇17日午前

1)当室・メンバー紹介:サテライトセミナー室にて当室のメンバーがそれぞれ自己紹介しました。最初に、野田幸裕教授が当室の活動や研究内容、日本の薬学部のカリキュラムについてスライドで説明しました。臨床研修生は、4年制から6年制に変わった日本の薬学教育のシステムなどについて熱心に聞いていました。臨床研修生からは、米国の薬学教育のカリキュラムについての説明がありました。アリゾナ大学の他学部との多職種連携教育(IPE:Interprofessional Education)や医療に関する授業や臨床経験が低学年から多くの機会があるようでした。お互いの紹介が終わった後の休憩時に、日本の文化やテレビ番組、アニメ、ゲームなどの話題についての雑談に花が咲き、緊張も少しずつほぐれていきました。

2)臨床研修Ⅰ(薬剤師外来):実際に吸入支援で使っている資料に基づいて吸入方法を説明しながら練習用吸入器を操作してもらい、当室における薬剤師外来での吸入支援の活動を紹介しました。日本ではスピリーバレスピマットを使用することが一般的ですが、米国では国民皆保険制度がないため価格が安いスピリーバハンディヘラーが使われていることなど、ディバイスの違いを知ることができました。

〇17日午後

3)日本文化Ⅰ(ウェルカムパーティ):臨床研修生に和食文化を楽しんでもらうために、昼食に手巻き寿司を用意しました。海苔にご飯をのせ、用意した刺身や卵、キュウリなどから好きな具材を巻いてもらいました。臨床研修生は自分で作った手巻き寿司の味に満足し、和気あいあいと和食文化を楽しみました。

4)臨床研修Ⅱ(アドバンスト活動紹介):アドバンストコースの学部6年2名が血管外科/歯科口腔外科/皮膚科/総合診療科および呼吸器内科/呼吸器外科の病棟の特徴、各病棟での病棟薬剤師の活動内容として薬物治療による効果や副作用のモニタリングやカンファレンス参加などについて説明し、その後、症例発表を行いました。抗菌薬の副作用のアナフィラキシー、下痢への対応についての質問があり、臨床研修生との活発な議論が交わされました。

5)臨床研修Ⅲ(病院内見学):名大病院の外来棟や薬剤部、外来化学療法室などを見学しました。薬剤部の見学では院内で処方される薬剤の監査、患者ごとの薬剤のセットについて説明しました。外来化学療法室の見学では、薬剤師や看護師などの病院スタッフの化学療法への関わりとして、早朝から化学療法施行中の患者の病状や検査値から確認し、治療を実施するかどうか、化学療法施行中のアナフィラキシー症状や血管痛の予防の必要性などについて検討していることを説明しました。臨床研修生も化学療法でのチーム医療に興味をもったようでした。

6)日本文化Ⅱ:日本文化として書道を行いました。臨床研修生は「薬」や「夢」といった画数の多い漢字も見本を見せると、器用に筆を執りました。作品完成後は記念撮影を行い、日本文化に親しむことができ、楽しい時間を過ごしました。

7)日本文化Ⅲ(夕食):名古屋の繁華街、矢場町駅にある味噌カツ専門店にて一緒に夕食を摂りました。初めて見る大きな味噌カツを興味深そうにスマートフォンで撮影し、名古屋飯を堪能し、お腹も心も満たされた夕食となりました。

 

〇18日午前

1)臨床研修Ⅳ(アドバンスト活動紹介):アドバンストコースの学部6年2名が精神科/親と子どもの心療科および消化器外科/移植外科の各病棟での病棟薬剤師の活動内容として薬物治療による効果や副作用のモニタリングやカンファレンス参加などについて説明し、その後、症例発表を行いました。消化器外科の症例発表において患者での血中のナトリウム、カリウムの検査値確認や栄養管理についての説明がありました。症例発表後に臨床研修生は「輸液製剤を組み合わせて投与設計をしたことがない」と話しており、興味を示していました。

2)臨床研修Ⅴ(臨床研修生による症例発表):臨床研修生による症例報告は、ミラー・フィッシャー症候群についてでした。疾患に対して免疫グロブリン療法が行われることやその療法における血圧や心機能のモニタリングをすることで、副作用の発現に対する支持療法が必要なことを学びました。今後も様々な疾患における治療やモニタリングの必要性について、より深く理解して学びたいと改めて思いました。

3)臨床研修Ⅵ(実験見学):当室における研究の一環で行っているジェノタイピング(遺伝子型判定)について、学部6年生による概要を説明し、手技を体験してもらいました。アリゾナ大学においても学生が同様の手技を学ぶ機会はあるようで、お互いの手技の確認を通じて手技の上達を感じました。

〇18日午後

4)日本文化Ⅳ:日本の伝統文化について理解を深めてもらうために、かき氷の試食と福笑い・坊主めくりを行いました。それぞれの発祥のルーツや概要を紹介しました。かき氷は食後のデザートとしておいしくいただき、福笑いでは出来上がった滑稽な表情に腹を抱えて笑いました。坊主めくりでは臨床研修生が全勝し、大いに盛り上がりました。

5)臨床研修Ⅶ(病棟見学):精神科/親と子どもの心療科および消化器外科/移植外科の病棟を見学しました。各病棟の見学を通じ、病棟の設備、病室の違いや特徴、病棟薬剤師の業務内容を紹介ました。精神科病棟の見学を行い病室に鍵をかけられるようになっている点や、モニターで病室の様子が見られるようになっている点など、一般病棟との違いを感じていました。

臨床研修生を招いた2日間では、臨床研修生と当室のメンバーが多くの時間を共有し、また日本の医療を紹介することで改めて自国の医療を見つめ直すことができました。

(報告者:山口修外・髙木修平)

2018年3月29~30日

米国サンフォード大学薬学部から臨床研修生Taylor Baileyさん、Paige A. Mooreさんが名古屋大学医学部附属病院および病態解析学Ⅰを訪問

米国サンフォード大学薬学部4年生Taylor Baileyさん、Paige A. Mooreさんが、日本における臨床薬学教育研修の一環として、名古屋大学医学部附属病院(名大病院)および病院内に設置された名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターサテライトセミナー室病態解析学Ⅰにて臨床研修を実施しました。

○29日午前

1)当部門・メンバー紹介:サテライトセミナー室にて、野田幸裕教授、吉見 陽助教がそれぞれ当部門の活動や研究内容、日本の薬学部のカリキュラムについてスライドで説明し、当部門のメンバーがそれぞれ自己紹介しました。臨床研修生はそれぞれの紹介内容にとても興味を持って聞いておりました。

2)日本文化Ⅰ(ウェルカムパーティ):臨床研修生に和食文化を理解してもらうため、昼食にちらし寿司やお味噌汁などを用意しました。慣れない日本食であったと思いますが、美味しいと食べてもらえました。日本の好きな食べ物や日本滞在中の出来事などで会話が盛り上がりました。

○29日午後

3)臨床研修Ⅰ(病棟見学):病棟薬剤師の業務内容や各病棟の特徴を紹介するために、消化器外科2/移植外科、精神科/親と子どもの心療科および呼吸器内科/呼吸器外科の病棟を見学しました。消化器外科2/移植外科および呼吸器内科/呼吸器外科では、病棟での薬剤の管理方法について説明しました。注射剤の管理方法について実際に注射カートを見ながら説明し、また服薬指導にて使用しているパンフレットも見てもらいました。精神科/親と子どもの心療科では、面談室や興奮状態にある患者を一時的に隔離する保護室があること、また作業療法を行うためのホールや中庭があり、ホールでは患者が揃って食事をとるなど他の病棟とは異なる設備や病室があることを説明しました。病棟を巡ることで日本の病棟薬剤師の役割や各病棟の特徴について、理解してもらえました。

4)臨床研修Ⅱ(アドバンスト活動紹介): アドバンストコースの学部5年生4名が名大病院の精神科/親と子どもの心療科、血管外科/歯科口腔外科/皮膚科/総合診療科、消化器外科2/移植外科および呼吸器内科/呼吸器外科の病棟の特徴、薬物治療の効果や副作用のモニタリング、カンファレンス参加など病棟薬剤師の活動内容を説明しました。その後、各病棟での症例発表を行いました。特に入院患者に提供される食事の内容や発熱性好中球減少症患者に対する薬剤師の関わりについて、興味をもってもらえました。

5)日本文化Ⅱ(花見・ショッピング・夕食):鶴舞公園の桜が満開を迎えたため、当部門のメンバーとともに記念撮影を行いました。当日は晴天でお花見日和であり、臨床研修生は沢山の写真や動画を撮影しながら、日本でのお花見を満喫してもらいました。その後、ショッピングセンターの雑貨売り場や靴売り場、100円ショップなどに行き、ゲームセンターにてプリントシール写真を撮りました。日本のプリントシール機に興奮した様子で様々な決めポーズをし、楽しそうに写真をデコレーションしていました。夕食はフードコートにて炒飯や天ぷらなどを食べ、蕎麦の試食にも挑戦してもらいました。蕎麦を食べるのは初めてでしたが、美味しいといいながら完食してもらえました。箸にも熱心に挑戦しており、あっという間に上達していく姿が印象的でした。米国での薬学教育や趣味などについて細かく説明してもらい、終始和やかな雰囲気でした。

 

30日午前

1)臨床研修Ⅲ(臨床研修生による症例発表):臨床研修生より出血性膵炎患者やアセトアミノフェンを過量服用した患者の症例報告を行ってもらいました。米国の病院薬剤師が抗生物質の選択や栄養管理、疼痛コントロールなど多岐に渡って活躍していること、また適切な治療方針の選択に寄与していることを改めて実感しました。また、過量服用に対する解毒について、日本の臨床研修では実際の症例を用いて学ぶ機会はほとんどありませんが、米国の臨床研修生は実際の症例を経験していたことが印象的でした。今後も薬学的な視点から積極的に活躍できるよう学び続けたいと思いました。

2)日本文化Ⅲ(福笑い・坊主めくり・かき氷作り):日本の伝統的な遊びとして、福笑い・坊主めくりを紹介しました。ルールとともに発祥の由来も説明し、終始大変盛り上がり、楽しむことができました。特に、坊主めくりに使用した百人一首の絵札に興味津々の様子でした。昼食後には、かき氷を作り、臨床研修生はかき氷を食べるのは初めてであったようですが、美味しそうに食べてもらえました。

○30日午後

3)臨床研修Ⅳ(病院内見学):病院内の外来棟や薬剤部、検査部門、外来化学療法室などを見学しながら、名大病院の概要や薬剤師の役割について説明しました。薬剤部の見学では、投与量の調節が難しい薬剤の血中濃度を薬剤師が測定していることに興味を持っていました。外来棟の見学においては、外来患者の薬の受け取り方について説明をしました。日本では事前に医療機関から発行される処方箋をファックスで送付することで、薬局は処方薬を用意しておくことができ、店頭で待つ時間を短縮することができます。米国でも薬局に処方箋をファックスやメールであらかじめ送付することがありますが、患者ではなく病院のスタッフが送付することが多く、日本との違いに驚いていました。短い時間でしたが、日本の病院施設や制度、薬剤師の業務について理解してもらえたと思います。

4)臨床研修Ⅴ(体験実験):当部門の医薬統合研究の重要性を理解してもらうために、細胞継代(細胞の系統維持)の見学、ジェノタイピング(遺伝子型判定)を体験してもらいました。ジェノタイピングでは、ゲルへのアプライに苦戦しながらも丁寧に行い、検出されたDNAバンドに感動していました。これらの基礎研究を通して、当部門のトランスレーショナルリサーチによる創薬研究について理解を深めて頂きました。

日本文化の紹介など楽しい時間を過ごし、症例発表等を通じて、米国の薬物治療に対する薬剤師の関わりについて学びました。日米のドラックストア薬剤師業務についても意見交換を行いました。米国では保険料が非常に高く所得が低い方は保険に入っていないため、患者さんは最初に病院ではなくドラックストアへ相談をすることが一般的であり、米国の薬剤師は効果的・効率的なヘルスケアの提供者として信頼されていることを学びました。2日間という短い時間でしたが、米国の薬剤師が積極的に治療に介入していることを改めて実感し、チーム医療において薬剤師が出来ることについて考える良い機会となりました。

(報告者:田代侑子、武藤利奈)

2018年11月28日

くすり教室「一宮市立宮西小学校 愛知」

一宮市立宮西小学校にて「くすりの正しい飲み方: くすりと安全に安心して付き合う」「くすり教室:実験講座」「薬物乱用・依存」 の出前授業・E プロを開催しました。20181128NPO

2018年11月3日

くすり教室「名城大学祭 名城大学八事キャンパス 愛知」

名城大学祭 名城大学八事キャンパスにて「くすりの正しい飲み方: くすりと安全に安心して付き合う」「くすり教室:実験講座」「薬物乱用・依存」 を開催しました。20181103NPO

2018年10月24日

くすり教室「名古屋市立栄小学校 愛知」

名古屋市立栄小学校にて「くすりの正しい飲み方: くすりと安全に安心して付き合う」「くすり教室:実験講座」「薬物乱用・依存」 の出前授業・E プロを開催しました。181024NPO

 

2018年9月22日

くすり教室「名古屋市立表山小学校 愛知」

名古屋市立表山小学校にて「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」、「くすり教室:実験講座」、「薬物乱用・依存」の出前授業・E プロを開催しました。180922NPO

2018年9月11日

くすり教室「名古屋市立八事小学校 愛知」

名古屋市立八事小学校にて「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」、「くすり教室:実験講座」、「薬物乱用・依存」の出前授業・E プロを開催しました。180911NPO

 

2018年9月8日

平成30年度名城大学校友会山梨県支部総会(山梨)

名城大学薬学部では出前講義の一つとして、高齢者や小学生にも「くすり」や「薬物依存」のことを知ってもらう授業や体験実験を特定非営利活動法人医薬品適正使用推進機構(NPO J-DO)の協力の下に行っています。今回は、校友会山梨県支部の依頼により山梨県支部総会にて「くすりとの上手なつきあい方:高齢者を対象としたくすりの正しい飲み方・使い方」と題して講演を行いました。

12名の参加者に対して、当室の野田幸裕教授がどのようにくすりを飲んだら適切に効き、副作用を防ぐことができるか、Q&A方式のスライドや動画、体験実験を交えて内容をより理解できるように行いました。動画や体験実験から視覚的に理解が深められ、とても分かりやすく、楽しかったと大好評でした。

(報告者:野田幸裕)

2018年7月22日

くすり教室「尾西生涯学習センター 愛知」

尾西生涯学習センターにて、一宮市薬剤師会との 共同企画として「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」、「くすり教室:実験講座」を開催しました。180722NPO

2018年7月14日

くすり教室「みよし市立三好丘小学校 愛知」

みよし市立三好丘小学校にて「くすりの正しい飲み方:くすりと安全に安心して付き合う」、「くすり教室:実験講座」、「薬物乱用・依存」の出前授業・E プロを開催しました。180714NPO