活動報告

国際交流活動

名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターは、学術交流協定を結んでいる米国をはじめとする海外の大学の教員や臨床研修生を受け入れ、講義への参加、関連医療施設の見学、ディスカッションを通し、研究・教育の交流を行っています。名古屋大学医学部附属病院における研修では、名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターサテライトセミナー室を拠点として、当部門のアドバンスト学生や配属学生と共に臨床研修を行います。また、アドバンスト学生は病棟・薬剤師外来や関連医局での活動を中心に、臨床研修・症例や研究内容を英語で紹介します。交流を深めるためにも、日米の薬学教育や文化についても議論します。

2015年5月21~22日

サンフォード大学薬学部から臨床研修生Amber Millerさん、Martha Ann Dancyさん、Sarah Caty Wilsonさん、臨床研修にて病態解析学Ⅰを訪問

2015年5月21日、22日の2日間、米国サンフォード大学薬学部 4年生 Amber Millerさん、Martha Ann Dancyさん、Sarah Caty Wilsonさんが、日本における臨床薬学教育研修の一環として、名古屋大学医学部附属病院(名大病院)内に設置された名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターサテライトセミナー室 病態解析学Ⅰにて、臨床研修を実施しました。

○21日午前~

・臨床研修:薬剤部の各部署を見学しながら、名大病院の担当薬剤師やアドバンスト学生から調剤業務の流れ、TDMやチーム医療について説明を受け、名大病院の薬剤師の職務について学びました。その後、当部門内での活動や研究内容について担当学生がスライドで説明しました。

・昼食:桜や紅葉といった日本の四季折々の風景や日本各地の写真を紹介しながら和風お弁当を食べ、交流を深めました。

○21日午後~

・臨床研修:腎臓内科、泌尿器科、整形外科、NICU・GCU、精神科の病棟見学や緩和ケアチームの活動を見学しながら、各病棟の特徴、病棟や緩和ケアチームにおける薬剤師の役割を各担当薬剤師などに紹介してもらいました。実際に薬剤師がどのように患者と関わっているのかシャドーウィングもしました。最後に、当部門にて行っている薬剤師外来について紹介しました。

・ウェルカム・パーティ:実習を終えた5年生や新しく配属された4年生も参加し、ピザやお寿司、お菓子を食べながら、留学生と談笑しました。趣味やペット、両国における流行などの話題で盛り上がり、楽しい時間を過ごすことができました。

○22日午前~

・IPE(Interprofessional Education):薬学5年生と名古屋大学の医学5年生のIPEを見学しました。教員とアドバンスト学生がIPEプログラムについて説明し、日本と米国におけるIPEの相違点について話し合いました。留学生からは、「医学生、薬学生が互いに協力し合っている様子がすばらしい」と感想を述べていました。

・症例発表:6年生のアドバンスト学生4名より、病棟の特徴や病棟薬剤師の役割、患者との関わり方について再度説明し、症例検討を行いました。

・昼食:名古屋めしとして代表的な「みそかつサンド」を食べながら日本と米国の文化について話し、交流を深めました。

○22日午後~

・日本文化紹介:箸を使った豆つかみゲームをチーム対抗で行い、日本文化に触れてもらいました。

・サンフォード大学の紹介:サンフォード大学での薬学教育やキャンパスライフについて紹介してもらい、両大学の相違点を知る良い機会となりました。特に、1年次に薬局実習(週1日)、2年次に病院実習(2週間)、3年次にワクチン接種実習(2週間)、4年次に9カ所での実習(5週間ずつ)と、低学年のうちから継続して、また、高学年では全45週もの長期間に渡って、臨床研修・実習ができるサンフォード大学の臨床研修・実習制度は魅力的でした。

・フェアウェル・パーティ:サンドウィッチや砂肝、わらびもちなどを食べながら交流を深めました。砂肝やわらびもちの触感は初体験で、日本の食文化独特の触感に驚いていました。最後に皆で写真を撮り、明るく3人を送り出しました。
以上のように、米国の薬学教育制度や薬剤師業務について学ぶことで、日本の薬学生としてすべきこと、できることを改めて考える機会となり、国際的な人間関係を築くこともでき、充実した2日間を過ごすことができました。

(報告者:河合早紀、浅井美穂)