活動報告

国際交流活動

名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターは、学術交流協定を結んでいる米国をはじめとする海外の大学の教員や臨床研修生を受け入れ、講義への参加、関連医療施設の見学、ディスカッションを通し、研究・教育の交流を行っています。名古屋大学医学部附属病院における研修では、名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターサテライトセミナー室を拠点として、当部門のアドバンスト学生や配属学生と共に臨床研修を行います。また、アドバンスト学生は病棟・薬剤師外来や関連医局での活動を中心に、臨床研修・症例や研究内容を英語で紹介します。交流を深めるためにも、日米の薬学教育や文化についても議論します。

2014年11月14日

A Scottish and Japanese experience of patient centred interprofessional diabetic education開催 

2014年11月14日、名古屋大学医学部にて「A Scottish and Japanese experience of patient centred interprofessional diabetic education」が開催され、当部門から博士課程1年次の後藤 綾、学部4年生の伊藤貴博、河合早紀が参加しました。本プログラムでは、多職種連携教 育(Interprofessional education:IPE)の一環として、スコットランドのAberdeen大学とWebを通して症例検討会を行いました。日本では、名古屋大学医学部 5・6年生3名とともにチームを組み、事前に糖尿病模擬患者との面談を通してケアプランを作成しました。当日は世界糖尿病デーということもあり、日本チー ムはシンボルである青色の「はっぴ」を着て団結し、症例に対するアセスメントやプラン、チーム医療の重要性についてスコットランドの学生と活発な意見交換 を行いました。各国で治療方針、医療制度、医療分業に対する考え方の相異があり、新たな知見を得ることが出来、大変有意義でした。今回の経験を今後の臨床 活動に生かしていきたいです。(報告者:後藤 綾)

2014年4月10~11日

サンフォード大学薬学部留学生来室

2014年4月10日~11日の2日間、米国サンフォード大学薬学部 4年生Abby Jeskeさん、Michelle Simmonsさん、Meredith Schaferさんが、日本における臨床薬学教育研修の一環として、名古屋大学医学部附属病院(名大病院)内に設置された名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターサテライトセミ ナー室 病態解析学Ⅰにて、臨床研修を実施しました。
○10日午後~:
・臨床研修:薬剤部や呼吸器内科病棟を見学しながら、担当薬剤師や学生からTDMなどの特徴ある活動や病棟・緩和ケアチームの薬剤師の役割、チーム医療の重要性について学びました。その後、当部門内での活動や実験風景を担当学生が説明しながら、部門内を見学しました。
・ウェルカム・パーティ:研修後には鶴舞公園で花見を行い、春の風物詩である桜と色とりどりのチューリップを観賞し、屋台で味噌串カツや名古屋ソース焼き そば、たません部門を食べ、日本の文化を紹介しました。ウェルカム・パーティでは、ピザを食べながら、当部門の野田幸裕教授、毛利彰宏助教が当部門につい て説明し、次いで大学院生・学部生(アドバンスト研修生8名を含む)の総勢21名が各自の研究内容や病棟でのアドバンスト研修内容について自己紹介を交え ながら説明しました。また、私たちがよく使う日本語を教える日本語教室を行うなど終始盛り上がりました。
○11日午前~:
・臨床研修:学部6年生のアドバンスト研修生3名による病棟の特徴や日本の病棟薬剤師の仕事内容、患者さんとの関わり方について紹介し、症例検討を行いま した。米国と日本との相違点を知るよい機会となりました。また、当部門の野田幸裕教授が運営しているIPEP(多職種連携教育の実践)に参加し、名城大学 と名大と連携して実施しているIPEについて学びました。
・昼食:日本の代表的な食べ物である握り寿司を食べに行き、休憩時間には、鶴や鳥、箱などを折り紙で折って、日本伝統の遊びについても触れてもらいました。
○11日午後~
・臨床研修:学部6年生と大学院生の研究内容や当部門で行っている薬剤師外来(吸入指導)の紹介し、実際の吸入指導方法を実践しました。指導方法について意見交換しました。
・研修生による症例報告:サンフォード大学での薬学教育やAbby Jeskeさん、Michelle Simmonsさん、Meredith Schaferさんの臨床活動について紹介してもらいました。特に症例を基にしたAKI(急性腎不全)、卵巣腫瘍、菌血症や骨髄炎の病態、診断法、疾患分 類、それに伴う治療方法を学ぶことができました。米国の薬剤師は疾患に基づいた治療薬の評価を行っている点が日本よりも進んでおり、非常に興味深かったで す。
・フェアウェル・パーティ:天むすや手羽先などの名古屋飯を食べながら、交流を深めました。最後に皆で写真を撮り、花道を作ってお見送りしました。
以上のように、米国の研究内容・薬剤師業務を知り、意見交換することで新たな発見をすることができ、将来の薬剤師の役割を考える上で大変有意義な2日間となりました。
(報告者:大口裕美、竹内美緒)

2014年1月20~21日

留学生Duc Nguyenさん、臨床研修にて病態解析学Ⅰを訪問

2014年1月20~21日の2日間、米国南カリフォルニア大学薬学部 5年生Duc Nguyenさんが、名古屋大学医学部附属病院(名大病院)内に設置された名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターサテライトセミナー室 病態解析学Ⅰにて、日本における臨床研修を受けました。
20日午前:名大病院や薬剤部内の見学後、野田幸裕教授が名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センターや当部門について説明し、続いて毛利彰宏助教、博士課程2年生の肥田先輩、学部5年生を中心に4年生の総勢17名が英語で研究内容や病棟でのアドバンスト研修内容について紹介しました。
20日午後:薬剤部での遺伝子解析、TDMやがんプロなどの特徴ある活動について担当薬剤師が説明を行い、その後、呼吸器内科、小児科や腎臓内科病棟、外来化学療法室を見学しながら、病棟・外来薬剤師の役割について学びました。さらに、緩和ケアチームにも同行し、チーム医療の重要性について説明しました。最後に名大病院 鶴友会館にて行われた第1回喘息アドヒアランスセミナーに参加し、名大病院での薬剤師外来での吸入指導における薬剤師の役割について学んでもらいました。
21日午前:一宮市立浅井中小学校にて行われたくすり教室にDuc Nguyenさんも同行し、薬剤師や薬学生による、薬の適正使用を推進するための活動に参加し、小学生と共に体験実験も行いました。
21日午後:米国での薬学教育やDuc Nguyenさんの南カリフォルニア大学における臨床活動ついて紹介してもらいました。特に症例を基にした米国でのクレブシエラ・ニューモニエ感染症による肺炎の病態、抗菌薬の選択基準について、培養試験を踏まえた米国薬学生の活動内容についての内容が非常に興味深く、米国での抗菌薬の適正使用を学ぶことができました。フェアウェル・パーティでは、会話は途切れることなく、終始盛り上がりました。(報告者:森下真由)