活動報告

研究活動

基礎・臨床研究で得られた成果は、積極的に国内外の精神神経薬理学、神経科学および医療薬学関連の学会や研究会にて報告し、世界を見据えて広く社会に発信しています。また、招待講演やシンポジウムなどにおいても多数発表を行っています。

2012年11月29日~12月1日

第62回日本アレルギー学会秋季学術大会(大阪)

「第62回日本アレルギー学会秋季学術大会」が、大阪国際会議場にて「これからのアレルギー学 期待から実践へ」をテーマに開催されました。

当部門からは、野田幸裕が、講演を行いました。全国から参加されていた呼吸器内科医との活発な意見交換が行われ、今後の課題を認識する良い機会となりました。本会を通して、今後、薬剤師として喘息をはじめとするアレルギー疾患に貢献してく上で必要な知識や態度を習得することができ、大変有意義でありました。

(報告者:野田幸裕)

【講演】
野田幸裕(12月1日)
ワークショップ4:チーム医療によるアレルギー疾患への取り組み
「アレルギー疾患に関する薬剤師教育の現状と課題」

2012年10月27~28日

第22回日本医療薬学会年会(新潟)

「第22回日本医療薬学会年会」が朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター)にて、「岐路に立つ医療~千年紀の目覚め~」をテーマに開催されました。

当部門からは、野田幸裕教授が、シンポジウムS1にて講演を行い、研究員の水野智博先生がPostdoctoral Award受賞講演を行いました。研究員の椿井 朋先生、学部6年の山下加織、杉本亜弥がポスター発表を行いました。全国から参加されている医療現場および教育・研究関係者との活発な意見交換が行われ、今後の課題を認識する良い機会となりました。本会を通して、今後、薬剤師として医療に貢献してく上で必要な知識や態度を習得することができ、大変有意義でありました。

(報告者:山下加織)

【シンポジウム】
野田幸裕(10月27日)
薬学・薬剤師教育の充実、薬剤師職能の向上、医療薬学の発展のために臨床系・実務家教員は何をすべきか?
「医療現場での薬学・薬剤師教育を充実させるための教育・研究活動(名大病院での活動)」

【Postdoctoral Award受賞講演】
水野智博(10月28日)
「腹膜透析による合併症の発症メカニズム・新規治療法の探索」

【ポスター発表】
山下加織(10月27日)
「肺がん患者におけるカルボプラチンによる消化器症状に対するアプレピタントの有効性」
杉本亜弥(10月27日)
「TC療法施行患者におけるアレルギー様症状発現後の対策と患者対応への取り組み」
椿井 朋(10月28日)
「名古屋大学医学部附属病院での実務実習における常駐教員の取り組み:救急蘇生/生体情報モニター・聴診実習から薬物治療を考える」

2012年10月25~26日

フォーラム2012:衛生薬学・環境トキシコロジー

「フォーラム2012:衛生薬学・環境トキシコロジー」が、名古屋観光ホテルにて、「生命プログラムの最適化と健康寿命」をテーマに開催されました。

当部門からは、野田幸裕教授、毛利彰宏助教、博士課程1年の肥田裕丈、研究員の松本友里恵先生がポスター発表を行いました。本会に参加するのは初めてあったが、中枢神経系とは異なる分野の先生方からの意見や質問は、新たな発見もあり、参考になる点が多くありました。

(報告者:肥田裕丈)

【ポスター発表】
野田幸裕
「マウスの発達過程におけるグリア型グルタミン酸トランスポーター阻害による神経毒性は成体期の認知機能を障害する」
毛利彰宏
「3,4-Methylenedioxymethamphetamine(MDMA)による精神毒性発現における脳由来神経栄養因子(BDNF)の関与」
肥田裕丈
「神経発達期のPolyI:C投与により惹起される行動障害におけるプロスタグランジンE2の関与」
松本友里恵
「生後発達期における母子分離・隔離飼育に対する脆弱性は成熟後の行動異常の原因となる」

2012年10月18~20日

第22臨床精神薬理学会・第42回日本神経精神薬理学会合同年会(栃木)

「第22回臨床精神薬理学会・第42回日本神経精神薬理学会合同年会」が、総合文化センター・宇都宮東武ホテルグランデにて、「Collaboration loops between bedside ⇔ bench -精神神経科領域の薬物治療個別化を目指して-」をテーマに開催されました。
当部門からは、野田幸裕教授がNP精神科専門薬剤師精神医学セミナーの座長として、薬剤師にも使用可能な精神症状評価尺度、副作用尺度を取り上げ、精神科病棟における薬剤師業務としての薬物療法の適正化について討論しました。毛利彰宏助教はスタディグループのパネリストとして、精神疾患の薬物療法の問題点とその原因、今後の薬物治療の在り方について、基礎研究者の立場から処方設計という点について研究成果と融合して考察し発表を、博士課程1年の肥田裕丈は口頭発表をそれぞれ行いました。2011年7月、厚生労働省は重点的に対策に取り組んできたがん、脳卒中、心臓病、糖尿病の「4大疾病」に、精神疾患を加えて「5大疾病」とする方針を決め、国としても精神疾患に対する認識が一歩前進しています。本会では、基礎と臨床の双方向の研究者または医療従事者から様々な意見が活発に討論されており、精神疾患の病態解明や現在の治療の問題点、新規の治療、予防の開発を目指した最新の知見を深めることが出来ました。また口頭発表では、様々な先生方より追加するべき実験のアドバイスや、共同研究者とも討論でき、今後の研究を進める方向性を考察する上で、大変有意義な時間となりました。

(報告者:肥田裕丈)

【セミナー】
野田幸裕(10月20日)座長
NP薬剤師精神医学セミナー:薬剤師による精神症状評価と薬物療法の適正化
「薬剤師による精神症状評価と薬物療法の適正化」
【スタディグループ】
毛利彰宏(10月19日)パネリスト
スタディグループ6:処方設計
「中枢薬理の研究者の立場から「処方をどう考えるか?」:「ドパミンとグルタミン酸作動性神経系の相互作用」」
【口頭発表】
肥田裕丈(10月20日)
口演14:行動薬理・動物モデル
「新生仔期の免疫異常により惹起される行動障害におけるプロスタグランジンE2の関与」

2012年10月10日~15日

第24回国際補体ワークショップ(クレタ島:ハニア、ギリシャ)

「第24回国際補体ワークショップ」が、ギリシャのMinoa Palace Conference Centerにて、開催されました。

当部門からは、特別研究員の水野智博がポスター発表を行いました。基礎から臨床まで補体研究に関わる研究者が世界各国から参加し、各セクションにおいて活発な質疑応答、意見交換が行われました。ワークショップ終了後、水野智博がTrainee Awardを受賞したので、発表要旨および表彰状を紹介します。

(報告者:水野智博)

121010 ICW Trainee Award mizuno

【ポスター発表】
水野智博
「C5a is a target to prevent peritoneal tissue damage in acute peritoneal injury in rats」

2012年9月28~30日

第34回日本生物学的精神医学会(神戸)

「第34回日本生物学的精神医学会」が、神戸の神戸国際会議場にて、開催されました。

当部門からは、野田幸裕がランチョンセミナー8にて情報提供しました。第二世代抗精神病薬のブロナンセリンの薬効の発現機序を中心に最新の研究結果を交え、講演後には活発な討論がされ、第二世代抗精神病薬の薬理特性を踏まえた効果と副作用についてと活発な討論がされました。

(報告者:野田幸裕)

【ランチョンセミナー】
野田幸裕
ランチョンセミナー8:第二世代抗精神病薬の認知機能改善作用:神経伝達と細胞内シグナルによる調節機構
「第二世代抗精神病薬の薬理特性と作用メカニズム」

2012年9月22~23日

第18回日本腹膜透析医学会学術集会・総会(徳島)

「第18回日本腹膜透析医学会学術集会・総会」が、あわぎんホール:旧郷土文化会館にて「Simple PDの極み:Simple is the best!」をテーマに開催されました。当部門からは、研究員の水野智博がポスター発表を行いました。基礎から臨床まで補体研究に関わる研究者と活発な質疑応答、意見交換ができ、大変有意義でありました。

(報告者:水野智博)

【ポスター発表】
水野智博
「急性腹膜傷害に対するC5aの関与と抗補体療法の検討」

2012年9月18~21日

第35回日本神経科学大会(名古屋)

「第35回日本神経科学大会」が、名古屋国際会議場にて開催されました。

当部門からは、毛利彰宏が口頭発表を行いました。本発表において、新しいうつ病モデル動物としてのMAGE-D1遺伝子欠損マウスの有用性とその病態機序としての抗うつ薬の標的タンパク質のセロトニントランスポーターの代謝機構の低下について発表しました。行動薬理学などの基礎研究から精神医学などの臨床研究まで幅広い分野での質疑応答・意見交換が行われ、大変有意義な時間でありました。

(報告者:毛利彰宏)

【口頭発表】
毛利彰宏(9月18日)
Oral Sessions O1-H-14:神経発達障害、その他の精神疾患1
「MAGE-D1はセロトニントランスポーターのユビキチン化を介したうつ様行動に関与する」

2012年8月24~25日

第49回補体シンポジウム(大阪)

「第49回補体シンポジウム」が、大阪府立成人病センターにて、開催されました。

当部門からは、特別研究員の水野智博が口頭発表を行いました。日本国内の補体研究者を中心としたシンポジウムであるが、本年はハーバード大学のCarrol先生の招待講演も開催され、終始活発な討論が交わされました。

(報告者:水野智博)

 

【口頭発表】
水野智博(6月22日)
「急性腹膜障害に対するアンチセンスC5aペプチドの治療効果」

2012年7月14~15日

医療薬学フォーラム2012/第20回クリニカルファーマシーシンポジウム(福岡)

「医療薬学フォーラム2012・第20回クリニカルファーマシーシンポジウム」が、「医療薬学の歩みとみらい~創薬と育薬の連携~」をテーマに福岡国際会議場にて、開催されました。

当部門からは、野田幸裕教授がシンポジウム13にて司会を務められました。学部6年の山下加織がポスター発表を行いました。全国から参加されている医療現場および教育・研究関係者との活発な意見交換が行われ、今後の課題を認識する良い機会となりました。本会を通して、今後薬剤師として医療に貢献していく上での新しい知見や視野を広げることができ、大変有意義な機会となりました。

(報告者:山下加織)

【シンポジウム】
野田幸裕(7月15日)司会
シンポジウム13:精神科医療に関わる薬剤師が注目される時代が来た!―薬剤師の専門性を活かした精神科薬物療法を目指して―
【ポスター発表】
山下加織(7月15日)
「健康診断受診者における悪心・嘔吐に関連する遺伝子多型と臨床検査値との関連解析」

2012年7月7~9日

The 12th Asian Conference on Clinical Pharmacy(香港、中華人民共和国)

「The 12th Asian Conference on Clinical Pharmacy」が、香港のConvention and Exhibition Centreにて、が開催されました。

当部門からは、野田幸裕教授がSymposiumⅢにて講演し、研究員の小谷 悠がPoster Presentationを行いました。各発表を通して、各国における薬剤師活動の相違について学び、国境を越えて薬剤師の展望について意見交換する好機となりました。

(報告者:小谷 悠)

【Symposium】
野田幸裕(7月8日)
Symposium III: Psychiatry/Neurology
「The Association between Psychotropics and Falls in Inpatients: Importance of Education for Appropriate Medication Use in Health Care Staff and Patients」

【Poster Presentation】
小谷 悠(7月8日)
Pharmacy Practice Research: Drug Use Evaluation
「Change in Usage of Gastric Antisecretory Drugs in Palliative Care of Lung Cancer Patients」

2012年6月22日~24日

第57回(社)日本透析医学会 学術集会・総会(札幌)

「第57回日本透析医学会学術集会・総会」が京王プラザホテル札幌、ロイトン札幌、さっぽろ芸術文化の館、札幌プリンスホテル国際館パミール、札幌市教育文化会館の5会場にて、「多彩な病態-三面六臂の血液浄化-」をテーマに開催されました。

当部門からは、特別研究員である水野智博が口頭発表を行いました。透析関連合併症の克服を目指した基礎的な内容から、透析患者の管理等を目的とした臨床的な内容まで多岐に渡り、異なる視点から活発な議論が展開されました。

(報告者:水野智博)

【口頭発表】
水野智博(6月22日)
「補体活性を介した急性腹膜障害に対するC5a, C5aRの関与」

2012年5月24日~26日

第108回日本精神神経学会学術総会(札幌)

「第108回日本精神神経学会学術総会」が、札幌コンベンションセンターにて、開催されました。

当部門からは、野田幸裕が、2006年以降、6年間の推移の全体をまとめた調査報告「その1」および、「その2」をさらに詳細に解析し、第二世代抗精神病薬(第二世代薬)の処方動向について、第一世代抗精神病薬(第一世代薬)と比較検討しました。精神科臨床薬学研究会(PCP研究会)では、国内の入院統合失調症患者における薬物療法の実態を把握するため、2005年度から継続して全国規模での入院処方の実態調査を実施しております。

(報告者:野田幸裕)

 

 

【口頭発表】
野田幸裕
「統合失調症患者の薬物療法に関する処方実態調査(2011年)全国138施設の調査から:その2」

2012年4月19~21日

第85回日本内分泌学会学術総会(名古屋)

「第85回日本内分泌学会」が、名古屋国際会議場にて開催されました。

当部門からは、研究員の伊東和真先生がポスター発表を行いました。臨床・研究に携わる多数の参加者が集う会であり、活発な討議が行われる非常に有意義な機会でした。

(報告者:伊藤和馬)

【ポスター発表】
伊東和真
「脂肪細胞のレプチン分泌におけるsemicarbazide-sensitive amine oxidaseの関与」

2012年3月28~31日

日本薬学会第132年会(北海道)

「日本薬学会第132年会」が、北海道大学にて「創薬フロンティアが拓く未来医療」をテーマに開催されました。

当部門のからは、研究員の水野智博先生が医療系薬学分野で口頭発表、研究員の椿井 朋先生が薬学教育分野で、学部5年の櫛田真由が医療系薬学分野でそれぞれポスター発表を行いました。各発表において活発な質疑応答、意見交換が行われました。本年会には、化学系薬学、生物系薬学、物理系薬学、環境・衛生系薬学、医療薬学等の研究者が全国から参加しており、基礎から臨床まで幅広い分野の研究内容を学ぶことができ、大変有意義な時間でありました。また本会にて、水野智博先生が学生優秀発表賞を受賞したので、発表要旨および表彰状を紹介します。

(報告者:櫛田真由)

 

【口頭発表】
水野智博(3月30日)
「新規KDIGO基準によるシスプラチン急性腎不全の重症度分類は患者の生命予後を反映する」
【ポスター発表】
椿井 朋(3月29日)
「名古屋大学医学部附属病院での実務実習における生体情報モニター実習の取組:生体情報から薬物治療を考える」
櫛田真由(3月31日)
「補体活性を介した急性腹膜障害に対する抗C5a療法の有用性」

2012年3月14日~15日

第85回日本薬理学会年会(京都)

「第85回日本薬理学会年会」が、国立京都国際会館にて「変容と飛翔」をテーマに開催されました。
当部門からは、研究員の毛利彰宏先生が口頭発表を行い、研究員の松本友里恵先生、学部6年の肥田裕丈、学部5年の鵜飼麻由がポスター発表を行いました。また、野田幸裕教授は、一般演題(口頭発表)の座長を務めました。ポスターセッションは大変盛況であり、会場を訪れた人が演者の説明に熱心に聴き入る姿が見受けられた。討論では、今後の研究の進展につながる有益な意見もあり、大変有意義な機会でありました。

(報告者:鵜飼麻由)

【口頭発表】
毛利彰宏
「MAGE-D1遺伝子欠損マウスはセロトニントランスポーターのユビキチン化の低下を伴ったうつ様行動を示す」

【ポスター発表】
松本友里恵
「思春期における変異DISC1遺伝子と精神的ストレスの相互作用はセリン系システムを崩壊させる」
肥田裕丈
「ブロナンセリンはドパミンD1受容体を介して、フェンシクリジン投与による認知機能障害を改善する」
鵜飼麻由(3月15日)
「マウスの幼若期における慢性社会敗北ストレス負荷による社会性行動および脳内モノアミン系/内分泌系への影響」

2012年3月13日

第21回神経行動薬理若手研究者の集い(京都)

「第21回神経行動薬理若手研究者の集い」が、コープイン京都にて「疾患の治療戦略とQOLの向上を目指したアプローチ」をテーマに開催されました。

当部門からは、学部4年生の谷口将之が口頭発表行いました。また、野田幸裕教授は、一般演題の座長を務めました。今年のテーマは「疾患の治療戦略とQOLの向上を目指したアプローチ」であり、様々な分野からの発表がありました。他分野からの発表を聞くことで研究の視野を広げるよい機会となりました。各発表に対して活発な質疑応答や意見交換が行われ、今後の研究活動を促進する知見を得ることができ、大変有意義な場でありました。

(報告者:谷口将之)

【口頭発表】
谷口将之
「マウスの情動・認知機能におけるグリア型グルタミン酸トランスポーターの役割」