履修モデル５：高校理科教員

本履修モデルは、高度な専門的知識と研究開発力をベースとして、高校生に化学の開発研究の奥深さを伝えることができる理科教員の養成を目指します。

大学院で履修した内容を理科教育に生かすためには、化学教科のみならず物理・生物教科との関連領域にも関心を広げ、後期中等教育の現場で裾野の広い教育を実施する能力を高めることが望まれます。そこで、まず専修科目として生命有機化学分野を選択し、同分野の特論科目を通して生命有機化学の物質開発における高度な専門知識を修得します。さらに、他の専修分野の特論科目を通して、応用化学分野の周辺領域に広く目を配り、さらに研究開発力を高めて高大連携からものづくりへ続く一貫性のある教育を行うための素地を形成します。

なお、専修免許状取得のためには、理科の教職科目として指定された科目を２４単位以上履修する必要があります。どの科目を履修するかについては、科目登録前に指導教員とよく相談してください。

					１年次		２年次		合計
			必修	選択	前期	後期	前期	後期	合計
専修分野	生命有機化学	応用有機化学特論		○	2				18
		応用生命分子科学特論		○			2
		先端超分子化学特論		○		2
		機能性高分子材料特論		○			2
		バイオマテリアル特論		○	2
		生命有機化学特別演習・実験ⅠＡ	○*		2
		生命有機化学特別演習・実験ⅡＡ	○*			2
		生命有機化学特別演習・実験ⅠＢ	○*				2
		生命有機化学特別演習・実験ⅡＢ	○*					2
	物質物理化学	機能ナノマテリアル特論		○		2			2
	環境・エネルギー科学	環境化学特論		○	2				8
		グリーンケミストリー特論		○		2
		固体表面化学特論		○		2
		生命エネルギーデバイス特論		○			2
	計				8	10	8	2	28

関連科目	応用分析化学科目	組成分析化学		○	1				4
		構造機器分析化学		○	1
		生命有機分析化学		○		1
		無機物質分析化学		○		1
	共通科目	科学技術英語		○	2				2
	計				4	2	0	0	6

年次別合計					12	12	8	2	34

*: 専修科目