Ubuntuの初期環境構築

Ubuntuをインストールした後でのセットアップについて,以下に示す.

ディレクトリ名の変更

日本語環境をインストールした場合,ディレクトリ名が日本語となっており,ターミナルからアクセスが
面倒になる.そこで,下記のコマンドを実行し,ディレクトリ名を日本語から英語に変更する.

$LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

インストールされているパッケージの更新

$sudo apt update
$sudo apt upgrade

エディタのインストール

Ubuntuには,標準でgeditというWindowsのメモ帳ライクなソフトがインストールされている.
このエディタを用いても良いが,開発には不便であることから,下記のエディタがおすすめである.
知識の共有化と言うことで,VSCodeを推奨する.

VSCodeのインストール

下記のページからVSCodeをダウンロードする.

VSCodeのダウンロード

ダウンロードしたファイルが,~/Downloadsにあるものとする.
(バージョンの部分はダウンロードするタイミングで変わると思われるので注意すること.)

$cd
$cd Downloads
$sudo apt install ./code_1.70.2-1660629410_amd64.deb

VSCodeは以下のようにすると起動できる.

$code

初回起動時に日本語への変更が求められるので,好みに合わせてインストールをする.
合わせて,テーマについても好みに合わせて選択する.

これで,最低限の設定は完了.

Emacsのインストール

Emacsはカスタマイズが可能なエディタであり,LinuxではViと双璧をなすエディタである.
使い方が初心者には特殊であることから,他のホームページや書籍を見ながら利用方法を理解してほしい.

Ubuntuにおいて,Emacsは初期状態ではインストールされていないことから,下記の様にインストールを行う.

$sudo apt install emacs

以上で,インストールが完了する.

Emacsのコマンドの説明

Emacsでは,Ctrlキーや,Altキーと組み合わせてコマンドを実行する.
以下にいくつか基本的なコマンドを紹介する.

コマンド意味
Ctrl + x, Ctrl + fファイルを開く
Ctrl + x, Ctrl + sファイルの保存
Ctrl + x, Ctrl + cEmacsの終了
Ctrl + k指定行のカット
Ctrl + yカットした文字列の貼り付け

Emacsのカスタマイズ

Emacsでは,設定ファイルなどを書き換えることで,自分好みのエディタに仕上げることができる.
ネット上で検索をかけることで,いろいろな設定方法を見つけることができる.
下記にinit.elというファイル名で設定ファイルを置くと良い.

$cd
$emacs .emacs.d/init.el

設定ファイルの例は,以下のページを参照.

emacsの設定ファイル例

時刻同期

学内では,時刻同期サーバへ接続できないため,時刻が正しく表示されない.
この問題に対しては,以下のページを参考に設定を行う.

Ubuntuにおける時刻同期の設定

以上で初期環境構築は終了!