新城市 古い蔵で子ども光のワークショップ開催

新城市鳳来寺参道にある、古民家「黒谷家」の蔵にて、子ども光のワークショップを開催しました。

この蔵は、研究室で以前より継続して実習を行ってきた建物で、2020年と2021年に学生のセルフビルドで半地下の内部空間の改修が完了しました。

本年は完成した蔵を、地域の方々に開かれた場としてお披露目し、認知を深めていただくため、新城「もみじ祭り(10月23日)」にあわせて、本ワークショップを実施しました。祭りで鳳来寺参道付近を訪問した親子連れ約20名が本企画に参加しました。

ワークショップでは、子ども達にオリジナルミニ投影機を作成してもらいました。投影機は色フィルム交換で様々な色にライトアップできる仕組みになっており、学生達がデザインして部品を準備したものです。投影機を完成した子には、それを手にもって蔵の中を順次歩き回ってもらいました。薄暗い3階構造の蔵の中を、登ったり降りたりしながら探検する子ども達。沢山の親子参加者が投影する様々な色の光は、蔵の中をより一層特別な場所に感じさせます。現代の子どもにとっては、このような古い蔵の中をのぞくのは珍しい体験だと思われます。このような機会を通して、せっかく地域にある古民家や蔵などに子ども達が触れ合う機会が増えてくれればと考えて、学生達が企画しました。

ワークショップを実施した学生は、「今回のワークショップでは子供から大人まで広い世代の人たちが興味を持ってきてくれた。今後もさまざまな形で蔵を開き、有効活用することで町の活性化、多世代交流にもつなげていきたい。」と、充実感を得た様子でした。

ワークショップを開催した蔵
半地下空間の現地で、開催前の打合せと準備
子ども達に作成してもらった投影機
ミニ投影機の使い方を子どもに説明する学生
参加した親子が、蔵の内部をミニ投影機で照らし出す
蔵の中を探検する子ども達